【2026年1月9日】半導体・電子部品市場動向:重要EOL告知と供給リスク・価格レポート




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本日の最新ニュースをお届けします。

今朝のトピックは、大手メーカーによるレガシー製品の整理加速と、原材料価格の影響による受動部品の価格動向です。

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1. EOL(生産終了)および製品変更通知 (PCN)

昨年末から年初にかけて、以下のメーカーで具体的な生産終了の動きや、製造拠点の統合に伴う供給変更が発表されています。

  • Texas Instruments (TI):
    • 対象: 高電圧バイポーラプロセスで製造される旧世代のオペアンプ(TL07x、TL08xシリーズの一部パッケージ)。
    • 状況: 新しい製造プロセスへの移行に伴い、従来のSOIC/DIPパッケージの一部について、2026年内のLast Time Buy(最終発注)期限が設定される見込みです。互換性のある「H」バージョンや「B」バージョンへの切り替え準備が必要です。
  • STMicroelectronics:
    • 対象: 旧型のリニアレギュレータ(L78シリーズの一部)および初期の STM32F1シリーズ
    • 状況: より微細なプロセスを採用した「STM32G0/G4シリーズ」への移行を加速させるため、一部の古いリビジョンの生産枠が縮小されています。
  • ルネサス エレクトロニクス:
    • 対象: 旧日立・三菱由来のディスクリート半導体および特定のSRAM製品。
    • 対策: 産業機器で長年使われてきた型番が多く含まれるため、EOL通知が出た際の代替品選定は非常に難航する可能性があります。



2. 市場在庫の枯渇・リードタイム情報

  • パワーデバイス (Infineon / Onsemi):
    • 状況: 650V/1200V SiC MOSFET シリーズは、AIサーバー用電源の需要増により、特定パッケージ(TO-247等)のリードタイムが28週〜34週と高止まりしています。
  • アナログ・デバイセズ (ADI):
    • 状況: 高精度データコンバータ(LTC2400シリーズ等)の一部で、航空宇宙・防衛向け需要の優先により、民生・一般産業向けの供給が一時的にタイトになっています。



3. 価格高騰トレンド

  • TDK / 村田製作所 (インダクタ・MLCC):
    • 動向: フェライトコア材料やニッケル等の金属価格の変動により、大電流対応のパワーインダクタにおいて3〜5%程度の価格修正が一部商社経由で打診されています。
  • 日本圧着端子製造 (JST) / ヒロセ電機:
    • 動向: 樹脂材料(PA9T, LCP等)の調達コスト上昇を受け、基板対電線コネクタの一部シリーズで、長期契約分を除いたスポット価格が上昇傾向にあります。



4. 今日のまとめ

本日の最優先アクションは、「TI製レガシー・オペアンプ(TL07x/08x等)の在庫状況確認」です。

  • アクション: 既存製品でこれらを使用している場合、最新の「H」タイプ(例:TL072H)への設計変更が可能か、または代替メーカー(JRC、オンセミ等)の互換品をリストアップしておくことを強く推奨します。

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