

「滋賀県で基板実装を頼みたい。でも、試作や小ロットに強い工場をどう探せばいい?」そんなときに役立つように、滋賀県内に拠点があり、基板実装を扱うことが確認できる企業だけを厳選してまとめました。
この記事では、まず“失敗しない選び方”をやさしく整理し、そのあとに住所・電話番号・公式サイト付きで一覧化します。
見積もりが早くなる準備ポイントも紹介するので、初めての依頼でも迷いません。
滋賀県で基板実装工場を探す前に押さえること
基板実装は、同じ「実装」でも工場によって得意・不得意がはっきり分かれます。
たとえば、試作が得意なところは「早く回す」仕組みが整っている一方、量産の工場は「安定して大量に作る」仕組みが強いことが多いです。
つまり、あなたが求めるのが“試作・小ロット”なのか、“量産”なのかで選び方が変わります。
滋賀県内で探すメリットは、打ち合わせや現物確認がしやすく、輸送距離が短くなること。
急ぎの改版(ちょっと直した基板を作り直す)や、部品が間に合わないときの相談もしやすいです。
とくに試作では「確認→修正→再実装」が起きやすいので、近いこと自体が安心につながります。
「試作・小ロット」に向く工場の特徴
試作・小ロットに向く工場には、共通する特徴があります。
ポイントは3つです。1つ目は段取りの速さ。試作は量産と違い、毎回条件が変わるので、手順を組み替える力が必要です。
2つ目は相談のしやすさ。部品が入手困難だったり、代替部品に変えたり、部品点数が多くて実装が難しかったり。
こうした状況で「どう進めるのが現実的か」を一緒に考えられる工場は強いです。
3つ目は検査の考え方。試作では“完璧な検査設備”よりも、まずは動くものを早く作り、必要に応じて検査を厚くする流れがよくあります。
逆に、試作が苦手になりがちなケースもあります。
たとえば「最低ロットが大きい」「受付が規格化されすぎていて相談が難しい」「部品支給のルールが厳しい」などです。
だからこそ、最初の問い合わせでは希望納期・台数・基板サイズ・部品の用意状況を簡潔に伝え、「試作・小ロットの相談が可能か」を確認するのが近道です。
基板実装の依頼で最初に決めるべき3つ
工場探しの前に、最低限決めておくと失敗しにくいのは次の3つです。
- 台数:1台〜10台なのか、50台なのか。小ロットでも幅があります。
- 納期:「いつまでに動く基板が必要か」。試作はスピードが命です。
- 部品の準備:支給(自分で部品を用意)なのか、調達込みなのか。混在もあります。
この3点が決まると、工場側も「うちなら対応できる/難しい」を判断しやすくなり、見積が早く出ます。
もし迷うなら、最初は“目標納期・希望台数・部品の状況だけ”でも十分です。
細かい条件は、工場と会話しながら詰めていけます。
滋賀県の基板実装工場(公式サイト)一覧13社
ここでは、滋賀県内に所在地があり、基板実装の取り扱いが確認できる企業をまとめました。
掲載情報は、各社の公開情報(公式サイト等)をもとにしています。
依頼条件(基板サイズ、部品種、鉛フリー対応、検査内容、支給・調達など)で可否は変わるため、最終判断は必ず各社へお問い合わせください。
| 会社名 | 所在地 | 電話番号 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| アドガワエレクトロニクス株式会社 | 滋賀県大津市北小松1230-3 | 077-596-2030 | https://www.adogawa.co.jp/ |
| アガタ電子株式会社 | 滋賀県草津市草津4-8-24 | 077-567-1018 | http://www.agata-g.co.jp/ |
| ワボウ電子株式会社 | 滋賀県長浜市平方町730 | 0749-63-5100 | https://wabo.co.jp/ |
| 近江電子工業株式会社 | 滋賀県大津市本堅田6丁目30-1 | 077-572-0162 | http://www.ohmi-ele.com/ |
| セキシン電子株式会社 | 滋賀県長浜市木之本町田部225 | 0749-82-3233 | https://www.sekishin-group.co.jp/ |
| 荒木電子工業株式会社 | 滋賀県長浜市高月町雨森448-2 | 0749-85-4935 | http://www.arakidenshi.co.jp/ |
| サンオクト株式会社 | 滋賀県長浜市神照町678-1 | 0749-65-2636 | http://www.sunoct.co.jp/ |
| 株式会社 村山電産 | 滋賀県守山市古高町258 | 077-582-7877 | https://www.murayamadensan.co.jp/ |
| 株式会社 シガMEC | 滋賀県栗東市高野265-4 | 077-552-5225 | http://www.shigamec.co.jp |
| ソシアテック株式会社 | 滋賀県高島市新旭町新庄487-1 | 0740-20-4316 | https://sociatec.co.jp/ |
| ゴッドはんだ株式会社 | 滋賀県東近江市大萩町271 | 0749-46-0456 | https://godhanda.co.jp/ |
| ターナ株式会社 | 滋賀県米原市春照930-1 | 0749-58-1727 | http://www.tahna.co.jp/ |
| 株式会社ピーダブルビー(PWB) | 滋賀県草津市橋岡町203-39 | 077-562-7686 | https://pwb.co.jp/ |
失敗しない基板実装工場の選び方(試作・小ロット向け)
基板実装の外注でよくある失敗は、「安そうだから」で決めて、あとからやり直しが増えることです。
試作・小ロットでは、実装そのものの金額よりも、やり直しや手戻りがどれだけ減るかのほうが、最終的なコストと時間に直結します。
ここでは、小学生でもわかる言葉で、工場選びの基準を整理します。
見積がズレにくい工場は「質問が多い」
問い合わせをしたとき、いきなり金額だけ出す工場よりも、「確認したいこと」をしっかり聞いてくる工場のほうが、結果的にうまくいきやすいです。
なぜなら、基板実装は条件が少し変わるだけで、工数も費用も大きく変わるからです。
たとえば、部品の種類が多い、BGAなどの細かい部品がある、実装面が両面、部品支給に欠品がある、指定のはんだやフラックスがある、など。
こうした条件を最初にすり合わせるほど、後で「想定外の追加費用」が起きにくくなります。
工場から聞かれやすい質問は次のようなものです。
- 基板サイズは何mm×何mm?(治具やライン条件に関係)
- 実装面は片面?両面?(工程数が変わる)
- 部品点数は何点?(実装時間に直結)
- 部品は支給?調達?(欠品リスクが変わる)
- 希望納期はいつ?(段取り可否の判断)
もしあなたが初めてで答えられなくても大丈夫です。わからないところを「わからない」と言うだけで、次に何を用意すればいいか教えてくれる工場は、試作に向いています。
試作・小ロットで大事なのは「速さ」と「戻せること」
試作では、1回で完璧に仕上がることは少なく、たいてい途中で変更が入ります。
だからこそ、次の2つが大事になります。
- 速さ:まず動く基板を早く作れること
- 戻せること:改版(変更)や部品差し替えに柔軟なこと
この2つが強い工場は、試作の「止まり」を減らします。
たとえば、部品が欠品したときに代替提案が出る、部品の向きやピッチのリスクを先に指摘してくれる、リワーク(手直し)前提で段取りしてくれる、などです。
試作・小ロットは、金額の安さよりも進む力が重要です。
比較するときは「同じ条件」で並べる
工場を比較するとき、条件が違うまま価格だけ比べると失敗します。
たとえば、A社は部品調達込み、B社は部品支給、C社は検査込み……のように条件が混ざると、金額は比べられません。比較するなら、最低限この3つをそろえます。
- 部品:支給か調達か(同じにする)
- 検査:最低限どこまでやるか(同じにする)
- 納期:希望納期をそろえる(同じにする)
この3つをそろえるだけで、見積の意味がはっきりします。
さらに一歩進めるなら、最初の見積で「何が金額を押し上げているか(工数の山)」を聞くと、改善点が見えてきます。
見積が速くなる!基板実装の依頼準備チェック
基板実装の見積は、情報がそろうほど速く、正確になります。
逆に、情報が足りないと「確認の往復」が増え、納期がどんどん遅れます。
ここでは、試作・小ロットでよく使う“必要最低限”の準備をまとめます。
完璧を目指さず、まずは揃えられるところからでOKです。
最低限これだけで動く:4点セット
多くの工場で、まず必要になるのは次の4点です。
- 部品表(BOM):部品名、型番、数量
- 実装データ(座標):どこに何を置くか
- ガーバー:基板の形、パッド、層情報
- 指示書:片面/両面、はんだ種、希望納期、台数
この4点があると、工場は「実装できるか」「治具が必要か」「納期は間に合うか」を判断できます。
もし座標データがまだなら、まずはガーバーとBOMだけでも相談し、次に何が必要かを聞く流れで大丈夫です。
部品支給の落とし穴:不足と代替を先に決める
試作・小ロットで多いのが「部品は支給します」という依頼です。
ここで起きがちなトラブルは、部品の不足と代替部品の扱いです。
支給部品が1個足りないだけで実装が止まることがあります。
だから、支給する場合は次のルールを決めておくと安心です。
- 同型番でも「リール残量が足りない」可能性を考え、予備を上乗せする
- 代替部品がOKかNGか、OKなら条件(同等品の範囲)を決める
- 欠品が出たとき、工場側で止めるか、先に進めるかの判断基準を決める
こうした取り決めがあるだけで、「止まる→連絡→判断待ち→再開」の時間が減ります。
試作はスピード勝負なので、ここを先に固めるのがコツです。
検査は「目的」で決めると迷わない
基板実装の検査は、やろうと思えばいくらでも厚くできます。
でも試作では、目的に合わない検査を増やすと、納期と費用だけが増えてしまいます。
迷ったら、次のように“目的”で考えるのがおすすめです。
- まず動作確認したい:外観チェック+最小限の通電確認
- 不具合を潰したい:ポイントを決めた追加検査(重点チェック)
- 量産に近い品質が欲しい:試作でも検査を厚くしてデータを残す
試作・小ロットでは、「何のための検査か」を決めるだけで、過不足が減ってうまくいきます。
試作から量産までの進め方(基板実装だけに集中)
基板実装は、作業の流れを知っておくと失敗が減ります。
とくに試作は、途中で条件が変わることが前提です。
ここでは「試作→改版→小ロット→量産」の基本的な進め方を、基板実装だけに絞って解説します。
ステップ1:まずは「動く試作」を最短で作る
最初の試作で大切なのは、完璧さよりも「動くこと」です。
なぜなら、基板は動かして初めて見える問題が必ずあるからです。
たとえば、部品の向き違い、極性ミス、熱の影響、ノイズ、部品同士の干渉など。
机の上でチェックしたつもりでも、通電すると初めてわかることが出ます。
だから、最初の依頼では次のように割り切ると進みが早くなります。
- 台数は少なめ(1〜5台など)で、まず動作確認
- 検査は最低限にして、時間を短縮
- 問題が出たら、すぐ改版(修正)に回す
この進め方は、結果として最短になります。
最初から完璧を狙って時間を使うより、早く現物で確認して改善するほうが、総合的に早いからです。
ステップ2:改版(変更)は「影響範囲」を小さくする
試作の途中で設計変更が入るとき、改版の影響範囲が大きいほど、実装も難しくなります。
たとえば、部品を置き換えるだけで済む変更なら早いですが、基板サイズ変更や大きな配線変更が入ると、準備が増えます。
改版のときは、次のような考え方が役立ちます。
- 変更点を一覧にし、「変更した理由」を短く書く
- 影響しそうな部品(周辺部品、電源周り、熱周り)を明示する
- 前版と新板の違いを、工場が見つけやすい形で渡す
工場側が“何が変わったか”を早く理解できるほど、改版は早く進みます。
試作・小ロットで強い工場ほど、ここを一緒に整理してくれます。
ステップ3:小ロットは「再現性」を作る
小ロット(例:10〜100台程度)になると、試作と違って「同じものを同じ品質で作る」要素が大きくなります。
ここで大事なのは、基板実装の再現性です。再現性を上げるために、次の点を固めていきます。
- 部品の型番ゆれ(同等品混在)をどう扱うか
- はんだ条件や実装条件を固定できるか
- 不具合が出たときの切り分け方法(どこを見るか)
小ロットの段階で再現性が作れると、量産に上げるときのトラブルが減ります。試作で見つかった課題を、小ロットで“安定する形”に整えるイメージです。
よくある質問(基板実装)
最後に、滋賀県で基板実装工場を探す人がつまずきやすい質問をまとめます。
細かいルールは工場ごとに違うので、ここでは「考え方」を中心に解説します。
Q1. 1枚(1台)だけでも基板実装は頼める?
A. 可能な場合があります。とくに試作・小ロットに慣れている工場は、1台から相談できることがあります。
ただし、1台でも段取り(準備)は必要なので、単価は高くなりやすいです。
最短で進めたいなら、台数を少し増やして「予備」を作るのも現実的です。
1台だけで進めると、壊した瞬間に止まってしまうからです。
Q2. 部品は支給と調達、どっちがいい?
A. 早さ重視なら、条件次第です。支給は「自分で集められるなら早い」一方、欠品や取り違えのリスクが増えます。
調達込みは、工場が慣れていればスムーズですが、部品不足の影響を受けることもあります。
試作では、よくある形として「基本は支給、入手困難な部品だけ相談」などの混在もあります。
Q3. 見積が遅いのはなぜ?
A. 情報が足りないケースが多いです。BOMに型番がない、実装データがない、部品の支給条件が未定、基板の表裏が不明…など、判断材料が不足すると工場は確認が必要になります。
この記事の「依頼準備チェック」を参考に、最低限の4点セットをそろえると早くなります。
Q4. 試作の納期を縮めるコツは?
A. 「優先順位を決める」ことです。試作は、全部を一度に満たそうとすると時間が伸びます。
たとえば、最初は“動作確認が目的”なら、検査や外観基準を必要最低限にし、動作が取れたら次で品質を上げる、という段階的な進め方が速いです。
工場に「今回の目的」を伝えるだけで、現実的な提案が出やすくなります。
まとめ
滋賀県で基板実装工場を探すときは、「試作・小ロット向きか」「相談のしやすさ」「見積の出しやすさ」を軸にすると失敗が減ります。
この記事では、滋賀県内に拠点があり、基板実装の取り扱いが確認できる企業を一覧化しました。
依頼の成功率を上げるには、最初の問い合わせで“台数・納期・部品の状況”を簡潔に伝え、必要データをそろえていくのが近道です。






