
基板実装の設備投資というと、最初に注目されるのはマウンターです。
しかし、新しいSMTラインを構築する場合、必要になるのはマウンターだけではありません。
印刷機、SPI、リフロー炉、AOI、X線検査、ローダー・アンローダー、コンベア、窒素設備、治具、部品保管、トレーサビリティなど、設備需要は前後工程へ広がります。
特に営業で重要なのは、「マウンターを買う会社を探す」ことではありません。
マウンター投資が、
単体更新なのか
能力増強なのか
新ラインなのか
新製品対応なのか
省人化なのか
を確認することです。
ここが分かれば、次に売れる商材をかなり絞り込めます。
SMTラインはマウンターだけでは成立しない
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一般的なSMTでは、はんだを印刷し、部品を搭載し、リフローで接合し、検査するという複数工程を通ります。
ヤマハ発動機もSMT工程を、印刷、実装、リフロー、検査の4工程として整理しており、印刷工程には印刷機とSPI、実装工程にはマウンターとAOI、リフロー後にもAOIが関係します。 ヤマハ発動機株式会社
実際の生産ラインを見ると、さらに分かりやすくなります。
十和田オーディオが公開している2022年導入ラインには、
ローダー
基板クリーナー
印刷機
SPI
マウンター3台
AOI
コンベア
リフロー炉
冷却コンベア
AOI
NGバッファ
アンローダー
が配置されています。 Towada Group
これは一社のライン事例であり、すべての工場が同じ構成になるわけではありません。
ただし、「マウンター数台を導入する案件の周囲には複数種類の設備需要が存在する」という構造は理解できます。
営業ではここを見る必要があります。
マウンター以外に売れるもの一覧
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基板実装の設備投資から波及する需要を整理すると、次のようになります。
| 分野 | 主な設備・商材 | 需要が発生しやすい場面 |
|---|---|---|
| 基板供給 | ローダー、アンローダー | 新ライン、ライン増設 |
| 前処理 | 基板クリーナー、除電 | 新ライン、高品質化 |
| 印刷 | クリームはんだ印刷機 | 新ライン、微細化 |
| 印刷検査 | SPI | 高密度化、品質強化 |
| 搭載 | マウンター | 更新、能力増強 |
| 搭載周辺 | フィーダー、ノズル、交換台車 | マウンター更新、新機種 |
| 接合 | リフロー炉 | 新ライン、能力増強 |
| 雰囲気 | N2リフロー、窒素発生装置 | 酸化抑制、高品質化 |
| 外観検査 | AOI | 高密度化、自動検査 |
| 内部検査 | X線・AXI | BGA、QFN、高信頼性品 |
| 搬送 | コンベア、バッファ、NGストッカー | 新ライン、自動化 |
| 保管 | 防湿保管、自動倉庫、スマートラック | 多品種化、省人化 |
| 部品管理 | リール管理、部品カウンター | 在庫精度向上 |
| ソフト | MES、M2M、トレーサビリティ | 自動化、DX |
| 治具 | 基板キャリア、バックアップ治具 | 新製品、基板変更 |
| 後工程 | リワーク、基板分割、ICT・FCT | 品質保証、完成工程 |
| ユーティリティ | コンプレッサー、電源、N2、排気 | 新ライン |
| 消耗品 | メタルマスク、スキージ、清掃材、交換部品 | 量産開始後 |
ここで重要なのは、すべてが一度に売れるわけではないことです。
需要の強さは「何のための設備投資か」で変わります。
印刷機はマウンターの上流にあるため見逃せない
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SMTラインでは、マウンターより先にはんだ印刷を行います。
したがって新ラインを作る場合、印刷能力も同時に必要になります。
ヤマハ発動機の現行プレミアム印刷機YRP10は、シングルレーン・デュアルレーンに対応し、自動段取りやSPIとの連携も想定されています。 ヤマハ発動機株式会社
ここから分かるのは、最近の印刷機需要を「はんだを塗る機械」だけで考えてはいけないことです。
設備投資の目的が、
多品種化
無人化
段取り短縮
微細部品対応
デュアルレーン化
であれば、単純な能力比較だけではなく、自動段取りやデータ連携も選定条件になります。
さらに印刷設備が増えれば、
メタルマスク
スキージ
はんだペースト供給
マスク洗浄
クリーニング材
バックアップ治具
などにも需要が波及します。
富士電子の設備一覧でも、SMT関連設備とともにメタルマスク洗浄機が掲載されています。
富士電子株式会社 | EMSメーカー 基板実装 ユニット組立 カスタム電源
設備投資を追う営業では、印刷機本体だけでなく「印刷機を量産状態で維持するために必要なもの」まで見るべきです。
SPIは微細化だけでなく工程フィードバックの入口になる
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SPIはSolder Paste Inspectionの略で、印刷されたはんだの状態を検査する装置です。
最近は単に不良を見つけるだけでなく、印刷機や他工程とデータ連携する役割もあります。
ヤマハ発動機のYSi-SPでは、SPIの検査結果を印刷機へフィードバックしたり、マウンターやAOIなどと連携したりする機能が示されています。 ヤマハ発動機株式会社
つまり、SPIの価値は、
検査する
↓
異常を発見する
↓
前工程へ補正情報を戻す
方向へ広がっています。
マウンターを高速化しても、印刷不良が増えれば生産性は上がりません。
このため新ラインだけでなく、「品質改善のための既存ライン改造」もSPIの営業機会になります。
リフロー炉はライン能力の重要な制約条件になる
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部品を搭載した後は、リフロー炉ではんだを溶融させて接合します。
そのためマウンター能力だけを高めても、リフロー炉の処理能力、基板サイズ、温度プロファイルなどが合わなければ、ライン全体の能力は上がりません。
新ラインの場合はもちろん、
大型基板への変更
生産量増加
新しいはんだ材料への対応
高熱容量基板への対応
などでもリフロー設備の確認が必要です。
エイテックテクトロンはN2リフロー装置や高性能N2リフロー装置などを展開しています。 eightech.com
ここで営業対象はリフロー炉だけではありません。
窒素配管
窒素発生装置
コンプレッサー
排気
保守部材
フラックス回収関連
などにも需要が広がる可能性があります。
実際に基板実装会社の設備一覧には、N2リフロー炉と窒素発生装置、コンプレッサーが併記されている例があります。 富士電子株式会社 | EMSメーカー 基板実装 ユニット組立 カスタム電源
AOIはマウンター更新と同時に検討されやすい理由がある
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AOIはAutomatic Optical Inspection、自動外観検査装置です。
マウンターを更新すると、
より小さな部品を実装できる
より高速になる
異形部品へ対応できる
新しい製品を受注できる
など、生産能力や対応範囲が変わります。
すると既存AOIで新しい実装条件を十分検査できるか、という問題が出てきます。
サキコーポレーションはSMT向けに3D-SPI、リフロー前・後の3D-AOI、3D-CT AXIを展開しており、AOIから実装機への実装位置フィードバックにも対応しています。
したがって、
「マウンターが更新された」
というニュースは、
「AOIも更新される」
と断定できる情報ではありません。
ただし、
部品サイズ
搭載精度
基板サイズ
検査速度
必要な検査方式
が変われば、検査設備の更新可能性を調べる価値があります。
営業ではここを条件付きの需要として扱うべきです。
BGAや見えない接合部が増えるとX線検査の重要性が上がる
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AOIは表面から確認できる状態の検査を得意とします。
一方、BGAなど部品の下に接合部が隠れる構造では、X線検査が重要になります。
サキコーポレーションの3D-CT AXIでは、BGAのHead in Pillowやボイドなどを3D X線で検査する用途が示されています。 株式会社サキコーポレーション
そのため、
BGA
QFNなど下面接合部品
高信頼性基板
大型サーバー基板
パワーエレクトロニクス
などの比率が高まれば、X線・AXI需要を確認する価値があります。
注意したいのは、X線検査装置が必ずインラインになるわけではないことです。
生産量、検査対象、品質要求によってオフライン検査も選択肢になります。
この違いで必要な搬送設備やラインレイアウトも変わります。
搬送装置は「脇役」だが、新ラインでは外せない
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SMTラインを図で見ると、印刷機、マウンター、リフロー、AOIが目立ちます。
しかし実際には、それぞれの装置の間で基板を移動させる必要があります。
そのため、
ローダー
アンローダー
コンベア
冷却コンベア
バッファ
NGストッカー
などが使われます。
十和田オーディオの公開ラインでも、主要装置の間にこうした搬送機器が配置されています。 Towada Group
特にライン増設では、
搬送方向
基板サイズ
ライン高さ
タクト
良品・不良品の振り分け
既存設備との接続
を確認する必要があります。
マウンター本体より単価が小さい装置であっても、ラインを成立させるために必要な需要です。
フィーダー・ノズル・治具はマウンターの周囲で直接発生しやすい
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マウンター更新と最も距離が近い周辺需要が、
フィーダー
ノズル
トレイ供給
フィーダー台車
交換部品
です。
既存設備から新しいマウンターへ更新する場合でも、すべての周辺品をそのまま流用できるとは限りません。
部品形状や包装形態も確認する必要があります。
例えば同じ電子部品でも、
テープ&リール
トレイ
スティック
バルク
では供給方法が違います。
さらに基板側では、
バックアップピン
基板キャリア
反り対策治具
検査治具
なども必要になることがあります。
営業では「設備本体を買った後に何を追加発注するか」という立ち上げフェーズを追うことが重要です。
部品保管・在庫管理はライン増設ほど重要になる
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ラインを増やすと、設備だけでなく供給する電子部品の管理量も増えます。
しかもEMSでは多品種生産になるほどリール数が増え、
「どこにあるか分からない」
「必要なリールを探す」
「先入先出が管理できない」
「棚卸しに時間がかかる」
といった問題が起こりやすくなります。
JUKIは部品管理向けにインテリジェントストレージマネジメントシステムを展開しており、ISM3600では最大3,600リールの収納に対応しています。 JUKI
さらにISM3600F.A.では、AMRとの連携による入出庫・部品搬送の自動化も示されています。 JUKI
したがって、
マウンター増設
↓
ライン増設
↓
部品使用量・品種増加
↓
保管・ピッキング負荷増加
↓
スマートラック・自動倉庫・搬送自動化
という需要波及が考えられます。
「マウンター市場」と「部品保管市場」を別々に見ると、このつながりを見落とします。
MES・M2M・トレーサビリティにも需要が波及する
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設備が増えるほど、
どの基板を
どの設備で
どの条件で
どの部品を使って
いつ生産したか
を管理する重要性も高くなります。
ヤマハ発動機のYSUPでは、印刷機とSPI、マウンターとAOIなどのM2M連携に加え、MESへのトレーサビリティ情報のアップロードなどが提供されています。 ヤマハ発動機株式会社
またSEMIではSMT設備間の通信を対象とするSMT-ELSを整備しており、異なる設備間での通信、品種切替、パネルデータ転送などが対象になっています。 SEMI
つまりこれからのライン投資は、
機械を並べる
だけではなく、
機械をつなげる
投資にもなります。
そのため、
MES
設備監視
バーコード
トレーサビリティ
ネットワーク
データ連携ソフト
も周辺市場として見る必要があります。
設備投資は3層で見ると営業機会を整理しやすい
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はじめての人権DD対応セット
マウンター案件を見つけたら、需要を次の3層へ分けると整理しやすくなります。
第1層 ライン本体設備
印刷機
SPI
マウンター
リフロー
AOI
X線
ローダー・アンローダー
などです。
新ラインで需要が発生しやすく、設備投資額も比較的大きくなります。
第2層 周辺設備・自動化
コンベア
バッファ
窒素発生装置
コンプレッサー
部品保管
自動倉庫
MES
AMR
トレーサビリティ
などです。
「人を増やさず能力を増やしたい」という投資では、この層の重要性が上がります。
第3層 立ち上げ後の継続需要
メタルマスク
スキージ
清掃資材
ノズル
フィーダー交換部品
治具
保守部品
フィルター類
検査治具
などです。
装置販売より単価が小さくても、量産中に継続需要となる可能性があります。
営業では第1層だけを見るのではなく、第3層まで追うことで案件期間を長くできます。
投資パターンによって売れるものは変わる
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「マウンター導入」という言葉だけでは判断できません。
投資目的を分けて考える必要があります。
| 投資パターン | 需要が強くなりやすい領域 |
|---|---|
| マウンター単体更新 | フィーダー、ノズル、ソフト、治具、データ連携 |
| ライン能力増強 | 印刷、SPI、リフロー、AOI、搬送 |
| 新規ライン | ほぼ全工程+ユーティリティ |
| 新工場 | ライン設備+電源・空圧・N2・ネットワーク・保管 |
| 微細部品対応 | 高精度印刷、SPI、AOI、治具 |
| BGA・高密度化 | AOI、X線・AXI、リワーク |
| 大型基板対応 | 印刷、マウンター、リフロー、搬送、検査のサイズ確認 |
| 多品種少量 | 自動段取り、部品管理、フィーダー管理、MES |
| 省人化 | 自動倉庫、AMR、搬送、自動段取り、ソフトウェア |
この表が今回の記事で最も重要な実務ポイントです。
「マウンター1台導入=周辺設備一式が必ず売れる」
ではありません。
何のための投資なのかを確認することで、営業対象を絞ります。
営業先は基板実装会社だけではない
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周辺需要を見つけても、誰へ営業するかを間違えると案件になりません。
商材によって仕様決定者と購入者が変わります。
| 自社商品 | 最初に確認したい営業先 |
|---|---|
| 印刷機・SPI・AOI | EMS、基板実装会社、生産技術 |
| 搬送機器 | 工場、設備メーカー、ライン構築会社 |
| 装置内部部品 | SMT装置メーカー |
| N2設備・コンプレッサー | 工場設備、生産技術、設備商社 |
| 治具 | 工場、生産技術、治具会社 |
| MES・通信 | 工場、生産技術、情報システム、設備メーカー |
| 保管設備 | 生産管理、部品管理、工場物流 |
| 消耗品 | 工場購買、製造技術 |
| 保守部品 | 工場保全、装置メーカー、サービス会社 |
完成設備の中へ組み込まれる商品なら、EMSへ直接営業するより、装置メーカーを狙った方がよい場合があります。
反対に、量産時に工場が選定する消耗材なら、エンドユーザー側の認定が重要です。
「誰が使うか」
「誰が仕様を決めるか」
「誰が買うか」
を分けて考える必要があります。
マウンター投資案件を見つけたら確認する10項目
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営業・調達担当者は、設備投資情報を見つけたら次を確認すると判断しやすくなります。
- 単体更新か、新ラインか。
- 何を生産するラインか。
- 基板サイズは変わるか。
- 最小部品サイズは変わるか。
- BGAやQFNなどの比率は増えるか。
- 生産能力はどの程度増えるか。
- 印刷・リフロー・検査能力は既存設備で足りるか。
- 多品種化によって部品保管量は増えるか。
- MES・トレーサビリティまで更新するか。
- 量産開始はいつか。
この10項目のうち数項目が分かるだけでも、
「マウンターのニュース」
から、
「SPIが必要になりそう」
「部品保管も増強されそう」
「大型基板対応で搬送機も変わりそう」
という営業仮説に変えられます。
設備仕様を見ると意外な工事需要も見える
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はじめてのサイバーセキュリティ対応セット
設備選定では本体仕様だけでなく、設置条件も確認する必要があります。
例えばヤマハ発動機のYRP10は単相AC200~230Vとエア供給源を必要とします。
またサキコーポレーションの3D-CT AXIの一例では、装置重量が約3,100kgとされています。
ここから、
電源
エア
床荷重
搬入経路
設置スペース
ネットワーク
排気・N2
などの確認も必要になることが分かります。
つまり設備投資は、
装置価格
だけでは終わりません。
新工場や新ラインでは特に、設備を動かすための工事・インフラにも商機が存在します。
設備投資情報を見るときは「量産後」まで追う
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設備投資ニュースは、発表された瞬間だけを見るものではありません。
案件は、
計画
↓
仕様検討
↓
設備選定
↓
発注
↓
搬入
↓
ライン立ち上げ
↓
試作
↓
量産
と進みます。
設備メーカーが最も営業しやすい時期と、治具・消耗材メーカーが営業しやすい時期は違います。
例えば設備発注が終わった後でも、
治具
保守部品
メタルマスク
部品保管
追加検査
量産用消耗品
には営業余地が残る可能性があります。
「設備が決まったから案件終了」と考える必要はありません。
基板実装・EMSの企業や市場をさらに調べるには
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今回の記事では、マウンター設備投資から何が売れるかを工程単位で整理しました。
次に必要になるのは、
「その設備を使うEMS・基板実装会社はどこか」
「どの会社へ営業するか」
「市場全体をどう見るか」
です。
日本のEMS・基板実装業界、市場・企業・工場動向をさらに調べたい場合は、製造業サプライチェーン研究所の年次白書・市場調査マガジンがあります。
https://note.com/wish11_11/m/mde8b04867183
PCBA見積など、基板実装・EMSの実務に使うExcelを探している場合はこちらです。
https://note.com/wish11_11/m/mfe1911d85a01
基板実装関連の資料・商品についてはこちらも確認できます。
https://note.com/wish11_11/m/m769415b1aca8
設備投資ニュースを見つけたら、
企業名
↓
工場
↓
製造品目
↓
ライン構成
↓
設備更新内容
↓
自社商品との接点
まで落とすと、単なるニュースを営業候補へ変えやすくなります。
FAQ
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基板実装・EMS・電子部品の営業、調達、市場調査に使える資料を紹介します。
マウンターを増設すると印刷機も必ず必要ですか?
必ずではありません。
既存印刷機に処理能力の余裕があり、基板サイズや印刷条件も変わらなければ流用できる可能性があります。
新ラインなのか、既存ライン内のマウンター能力増強なのかを確認してください。
SPIとAOIは何が違いますか?
SPIは主に印刷されたはんだの状態を検査し、AOIは実装部品やはんだ接合状態などを光学的に検査します。
設備投資では「検査装置」と一括りにせず、どの工程の不良を検出するのかで分ける必要があります。
AOIがあればX線検査は不要ですか?
必ずしもそうではありません。
BGAなど接合部が部品の下に隠れる構造では、外観から確認できないためX線検査が使われます。 株式会社サキコーポレーション
N2リフローなら窒素発生装置も必ず買いますか?
必ずではありません。
工場の既存供給設備やガス供給方式によって異なります。
新規N2ラインの場合は、リフロー炉だけでなく窒素供給方法まで確認することが重要です。
マウンター投資で部品保管設備まで売れるのはなぜですか?
ラインや品種が増えると、取り扱うリール数、入出庫、ピッキング、棚卸しの負荷も増えるためです。
JUKIなどはSMT部品向けに自動倉庫やAMR連携型の保管システムを展開しています。 JUKI
設備投資案件ではどこへ営業するのが正解ですか?
商材によって異なります。
完成設備なら基板実装会社、装置内部部品なら設備メーカー、治具・消耗品なら製造技術や購買など、仕様決定者と購入者を分けて確認してください。
新ラインとマウンター更新ではどちらが周辺需要が大きいですか?
一般には新ラインの方が、印刷、搬送、リフロー、検査、ユーティリティまで新設する可能性が高く、周辺需要は広くなります。
一方、単体更新でもフィーダー、ノズル、治具、ソフト、検査能力などに更新需要が発生する可能性があります。
まとめ
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基板実装・EMS・電子部品の営業、調達、市場調査に使える資料を紹介します。
はじめてのサイバーセキュリティ対応セット
基板実装の設備投資を見るとき、マウンターだけを追うと営業機会のかなりの部分を見落とします。
覚えておきたいのは次の5点です。
- 新しいSMTラインでは印刷、検査、リフロー、搬送など複数設備が必要になる。
- N2、空圧、部品保管、MESなどラインの外側にも需要が広がる。
- マウンター単体更新と新ラインでは、周辺需要の大きさがまったく違う。
- 設備本体だけでなく治具、保守、消耗品まで追うと量産開始後も商機が残る。
- 営業先は工場だけではなく、装置メーカー、商社、設備会社、システム会社にも広がる。
設備投資ニュースを見つけたら、まず、
「マウンターを何台買うのか」
ではなく、
「何を作るために、ラインのどこを変えるのか」
を確認してください。
そこから前後工程を一つずつ展開していくと、自社に関係する設備・材料・治具・サービスが見つけやすくなります。










