鳥取県で選ぶ「基板実装×試作×小ロット」完全ガイド|工場リスト&失敗しない発注術

「鳥取県内で、基板実装を試作したい」「小ロットでまず動くものを作って検証したい」――でも、検索しても“県内の工場”なのか“営業所があるだけ”なのかが混ざっていて、情報がややこしいですよね。

そこで本記事では、公式サイト(または公的・団体ページ)で住所と電話番号まで確認できた企業だけを掲載し、さらに試作・小ロットの発注で失敗しないための準備・見積もり・問い合わせテンプレまで、まるごとまとめました。

検索で迷う時間を減らし、最短で「頼める先」にたどり着くための一冊として使ってください。


目次

なぜ「所在地+基板実装+試作+小ロット」で探すと失敗が減るのか

試作や小ロットは、量産と違って“前提が固まっていない”ことが多いです。

部品が変わる、実装方法が変わる、検査が増える、治具が必要になる――こうした変更が起きたとき、近い所在地(鳥取県内など)の工場だと相談が早く、試作のリードタイムを短縮しやすくなります。

さらに「基板実装」「試作」「小ロット」を同時に満たす先を狙うことで、試作向けの段取り(部品管理、面実装ラインの切替、手はんだ、検査)を理解している確率が上がり、手戻りが減ります。

距離が近いと「確認→修正→再実装」が回りやすい

試作で一番こわいのは、基板そのものより“前提のズレ”です。

たとえば、コネクタの向き、部品高さ、熱の逃がし方、フレキ基板の取り回し、ケース干渉、コーティング要否など、図面だけでは伝わりにくい点が必ず出ます。

所在地が近い工場なら、写真・実物・オンライン会議での確認が素早く、必要なら持ち込みでの相談も現実的。結果として「一発で動く確率」が上がり、開発が前に進みます。

さらに、短納期の相談もしやすく、輸送日数・輸送リスクが小さくなるのも地味に効きます(試作は壊れやすい・替えがない、が多い)。

試作から量産に移るときに起こりがちな落とし穴

試作の成功はゴールではなく、量産への入口です。ここで落とし穴になるのが、①試作は手はんだ中心で成立していた、②部品が実は入手困難だった、③検査方法が曖昧で品質基準が決められていなかった、④治具が必要なのにスケジュールに入れていなかった――など。

だからこそ、最初から「基板実装」「小ロット」「多品種」などに言及している先や、EMS(受託製造)として一貫対応の文脈を持つ先を選ぶのが安全です。


鳥取県で「基板実装の試作・小ロット」を頼む前に知っておきたい基礎

「基板実装」と一口にいっても、工程は会社ごとに得意・不得意が分かれます。

試作・小ロットでは特に、SMT(表面実装)DIP(挿入)手はんだ、そして検査までを、どこまで・どういう条件で対応できるかが重要です。

ここを理解しておくと、問い合わせの質が上がり、見積もり比較がラクになります。

SMT/DIP/手はんだ:試作で“混ざる”のが普通

最近の基板は、チップ部品中心のSMTだけで完結することもありますが、コネクタやスイッチ、トランスなどはDIP(挿入)や手はんだが混ざりがちです。

さらに試作では「この部品だけ後で差し替えたい」などの事情が出るので、部分的に手はんだで組むこともよくあります。

つまり、試作・小ロットで強い先は、ラインだけでなく手作業や段取り替えに強いことが多い。

逆に、量産特化の工場だと“段取り替えコスト”が重く見積もりに跳ね返る場合もあります。

だから問い合わせ時点で「SMTは何点くらい、DIPは何点くらい、手はんだはどれくらい発生しそうか」をざっくり伝えると、話が早いです。

部品は「支給」か「手配」か:見積もりの前に決める

試作で多いのが、部品は開発側がすでに購入していて「支給したい」パターンです。

一方で「部品手配まで丸投げしたい」パターンもあります。どちらも可能な場合がありますが、工場側の負担が変わるので、見積もり条件をそろえるためにも最初に決めましょう。

支給の場合は、リール/トレイ/バラ品など梱包形態、数量の余裕(予備)、同梱するラベル(品名、型番、数量)までが品質とスピードを左右します。

手配の場合は、代替候補や許容メーカーを先に提示すると、入手難に強くなります。

検査(AOI/ICT/FCT)は“試作ほど効く”

「まずは動けばOK」という気持ちになりやすいのが試作ですが、実際には不具合解析の時間が一番コストです。

だから検査の選択が重要。外観検査(AOI)で実装ミスを早期に潰し、必要なら通電検査(FCT)や治具の簡易版を用意するだけで、デバッグが一気に短くなることがあります。

工場側に「どこまで検査できますか?」と聞くだけでなく、「今回の試作は“動作検証”が目的で、最短で不具合切り分けしたい」など、目的を共有すると提案が出やすいです。


【鳥取県】公式サイトで裏取りできた「基板実装×試作×小ロット」対応工場リスト(住所・電話あり)

ここでは、鳥取県内に拠点があり、かつ住所・電話番号を公式サイト(または団体ページ)で確認できた企業のみ掲載します。

① あおやサイエンス株式会社(鳥取市)

所在地:〒689-0511 鳥取県鳥取市青谷町善田1-4
電話番号:0857-85-0613
ポイント:電子基板実装・ワイヤーハーネス・ユニット組立まで一貫対応の記載があり、さらに「多品種少量生産対応(試作~量産)」が確認できます。
公式サイトURL:リンク一覧(1)

② 株式会社フジ電機(岩美郡岩美町)

本社所在地:〒681-0003 鳥取県岩美郡岩美町浦富2972
電話番号(本社):0857-73-1711
実装工場所在地:〒681-0003 鳥取県岩美郡岩美町浦富608
電話番号(実装工場):0857-73-1834
ポイント:実装~基板組立、製品組立~検査・包装までの一括体制に触れつつ、多品種少量や短納期などへの柔軟対応が説明されています。:
公式サイトURL:リンク一覧(2)

③ V・TEC株式会社(米子市)

所在地:〒683-0102 鳥取県米子市和田町1772
電話番号:0859-36-9360
ポイント:公式サイトの生産システム紹介で、「単品・異形基板等」「小ロット・多品種に柔軟に対応」が明記されています。
公式サイトURL:リンク一覧(3)

④ 株式会社トミサワ(八頭郡智頭町)

実装工場所在地:〒689-1433 鳥取県八頭郡智頭町埴師61
電話番号(実装工場):0858-75-3333
ポイント:実装工場として「プリント基板の組立、検査」を掲げ、設備紹介ページもあり、実装体制を確認できます。小ロット対応の明確な文言は今回の公式ページ確認範囲では断定せず、試作・小ロットは問い合わせ時に条件提示して相談するのが安全です。
公式サイトURL:リンク一覧(4)

⑤ 旭東電気株式会社(鳥取事業所:琴浦町)

鳥取事業所 浦安工場 所在地:〒689-2303 鳥取県東伯郡琴浦町徳万158番地1
電話番号(浦安工場):0858-52-2381
ポイント:EMS事業紹介で基板実装に触れ、「大量生産・多品種小ロット生産にもフレキシブルに対応可能」と明記されています。
公式サイトURL:リンク一覧(5)


「鳥取県 基板実装 試作 小ロット」で検索すると会社名がたくさん出てきますが、“鳥取県内に実装工場がある”とは限りません。

営業所だけ、商社機能だけ、受託はするが工場は県外、というケースが混ざります。

県内工場と「対応エリア」の混同が一番多い

検索結果には「鳥取県で対応」と書いてあっても、実際は拠点が県外で、配送対応しているだけのことがあります。

これは悪いことではありませんが、「所在地+基板実装+試作+小ロット」で狙っている人にとっては条件違いです。

だから、候補を見つけたら必ず会社概要(アクセス)で住所を確認し、「工場」「実装ライン」「SMT」などの記載があるかまでチェックしましょう。

フジ電機のように、本社住所と実装工場住所が分かれて記載されている例もあります。

ディレクトリ情報は便利だが、最終確認は公式で

企業データベースやまとめサイトは“入口”としては優秀ですが、更新日が古い場合や、住所表記が揺れている場合があります。

最終的には公式サイトの会社概要/アクセスページを根拠にするのが安全です。

この記事でも、団体ページ(例:受注企業ガイドブック)などの裏取りを併用しつつ、公式情報に着地するようにしています。

裏取りチェックリスト(この順で見れば迷わない)

候補を見つけたら、次の順番で確認してください。
① 公式サイトに「会社概要/アクセス」がある(住所・電話が書かれている)
② 鳥取県内の住所か(市町村まで一致しているか)
③ 「基板実装」「SMT」「プリント基板組立」などの記載があるか
④ 「試作」「小ロット」「多品種少量」などの記載があるか(なければ問い合わせ前提)
⑤ どこまで対応か(部品手配/支給、検査、組立、ユニット化)
この5点だけで、検索の“沼”から抜けやすくなります。


見積もり前に決めるべき仕様チェック(試作・小ロット向け)

試作・小ロットの見積もりは、情報が少ないほどブレます。

ブレると「高いのか安いのか比較できない」「納期回答がふわっとする」「追加費用が後から出る」になりがち。

逆に言えば、最初にポイントだけ押さえれば、同じ工場でも見積もりが安定し、判断がしやすくなります。

ここでは、問い合わせ前にそろえておくと強い“最小セット”をまとめます。

最小セット:この4点がそろうと話が一気に進む

① ガーバーデータ
基板製造済みで実装だけ依頼する場合も、どの層で何がどうつながっているかの確認に役立ちます。実装面の情報と合わせて渡せるとベストです。

② 部品表(BOM)
型番、メーカー、数量、代替可否(A社でもB社でもOKなど)、実装面(Top/Bottom)を書きます。部品手配をお願いする場合は、ここが生命線。

③ 座標データ(Pick&Place)
SMT実装の効率を左右します。座標がないと手入力が増え、段取り費が上がることがあります。

④ 組立図(実装指示)
極性、向き、高さ制限、DNP(実装しない部品)、手はんだ指定、コネクタの挿入方向など、“間違えると痛い”点をまとめた指示書です。

この4点がそろうだけで、工場側が「何が難しいか」「どこがリスクか」を早い段階で見抜けます。V・TECのように小ロット・多品種に柔軟対応を明記している先でも、データが整うほど早く・正確に進みます。

仕様が未確定でもOK:DFM(作りやすさ)相談のコツ

試作あるあるですが、最初から完璧に固まっていることは少ないです。

むしろ「回路は動くが、量産性が不安」「熱が厳しい」「実装密度が高くてリワークが怖い」など、悩みを抱えたまま進むのが普通。

だから、問い合わせ時に“未確定ポイントを正直に言う”のがコツです。たとえば、
・BGA周りのリワークを想定している(実装後の手直し前提)
・代替部品の許容範囲を相談したい(供給リスクがある)
・放熱対策や銅厚など基板側の選定も含めて相談したい
こうした情報があると、工場側は工程設計(実装順、マスク、印刷条件、検査方法)を現実的に提案できます。

あおやサイエンスは団体ページで「試作~量産」「多品種少量」まで触れており、こうした相談の入り口を作りやすいタイプです。

ロット・納期・単価:試作は“速さのコスト”を理解するとブレない

試作・小ロットは、材料費より段取り費が効きます。SMTラインの段取り替え、メタルマスク、プログラム作成、部品の準備、検査条件の作成、場合によっては治具――これらは「1枚でも10枚でも発生する」部分が多いです。

だから、見積比較のときは、単価だけでなく、
・初回費(段取り費・版代・データ作成費)がいくらか
・2回目以降にどこが下がるか(版流用、プログラム流用)
・納期短縮の条件(特急料金、部品支給の締切)
をセットで見ましょう。

旭東電気はEMS事業で多品種小ロットにも対応可能と明記しており、条件を提示して相談しやすい土台があります。


失敗しない問い合わせ文テンプレ(そのままコピペOK)

工場側が一番困るのは「何を作りたいのか分からない」「条件があとから変わる」問い合わせです。

逆に言うと、短い文章でも“必要な情報”が入っていれば、返信が早く、見積もりも正確になります。

ここでは、メールと電話の両方で使える形にしました。※社内ルールがある場合はそちら優先で。

メールテンプレ(試作・小ロット/部品支給の例)

件名:基板実装の試作・小ロット見積のお願い(鳥取県/納期相談)

株式会社〇〇 ご担当者様
突然のご連絡失礼いたします。〇〇(会社名・氏名)と申します。
下記の内容で、基板実装(試作・小ロット)の可否と概算見積をご相談させてください。

【1】案件概要:〇〇(用途/評価目的)
【2】数量:試作 〇枚(将来:〇〇枚〜の可能性)
【3】基板情報:サイズ〇〇mm×〇〇mm、層数〇層、実装面:片面/両面
【4】実装内容:SMT約〇点、DIP約〇点、手はんだ想定〇点(未確定含む)
【5】部品:支給/手配希望(代替可否:〇〇)
【6】検査:外観(AOI)希望/通電検査希望/目視のみ等
【7】希望納期:〇月〇日までに〇枚(調整可否も相談)
【8】添付:ガーバー/BOM/座標/実装指示書(可能な範囲で)

機密保持が必要な場合、NDA締結の上で詳細共有可能です。
お忙しいところ恐れ入りますが、まずは対応可否と追加で必要な情報をご教示ください。

署名(会社名/氏名/電話/メール)

電話で確認する質問リスト(短時間で要点だけ)

電話は「できる/できない」と「次に何を出すか」を決める場にすると強いです。

・試作(1〜数十枚)や小ロットは対応可能ですか?(最小ロットの目安)
・SMT/DIP/手はんだはどこまで社内で可能ですか?
・部品支給は可能ですか?受入条件(梱包・予備率)は?
・検査はどこまでできますか?(AOI/通電/治具相談)
・概算納期はどれくらいですか?(特急の可否)
・見積に必要なデータは何ですか?(BOM/座標/ガーバー/指示書)

フジ電機のように実装工場情報が明確に公開されている先は、問い合わせ窓口まで迷いにくく、初動が速くなりがちです。

NDA(機密保持)をスムーズにする現実的な段取り

試作は“新製品の中身”そのものなので、機密が絡みやすいです。

おすすめは、最初の連絡では「用途や数量などの外形」だけ伝え、対応可能性が見えた段階でNDAを結んで詳細を出す流れ。

これなら双方の手間が減ります。また、図面やBOMに機密度が高い情報がある場合は、最初はマスクした版を渡し、正式に進めるタイミングで完全版に切り替える方法もあります。



FAQ(よくある質問)を入れると、試作・小ロットの不安が消えて強くなる

試作や小ロットは、初めての人ほど不安が多い領域です。

Q1. 基板1枚だけでも実装してもらえますか?

A. 可能な場合はあります。ただし、試作は「段取り(プログラム作成、部材準備、版や印刷条件、検査条件など)」が発生するため、1枚でも一定の初回費がかかることが多いです。V・TECは公式サイトで「単品」や「小ロット・多品種」に柔軟対応と明記しており、まず相談しやすいタイプです。

依頼側としては「1枚だけ欲しい」の背景(動作確認、ケース干渉確認、熱評価など)を伝えると、工程提案が出やすくなります。

Q2. 部品をこちらで用意して支給しても大丈夫?

A. 多くの工場で支給は相談可能です。ただし、支給の品質がそのまま実装品質に影響します。特に注意したいのは、①リールの残量とテープの状態、②トレイの破損、③静電対策、④品名ラベルの有無、⑤数量の予備。試作ではリワーク(手直し)も発生しやすいので、予備をどう持つかも重要です。旭東電気のEMS事業紹介は、基板実装や多品種小ロットへの柔軟対応に触れているため、条件提示をして相談する価値があります。

Q3. 試作のあと量産まで同じ会社に頼めますか?

A. “同じ会社で試作→量産”ができると、データや治具、検査条件が引き継がれ、時間とコストが下がりやすいです。あおやサイエンスは団体ページで「試作~量産」「多品種少量」まで触れており、試作だけで終わらせず次に進めるイメージを持ちやすい先です。

一方で、量産数量や品質規格(車載、医療など)によっては体制が変わるので、早めに「将来の想定数量」「必要な規格」を共有しておくのが安全です。

リンク一覧:公式サイトURL

本文中の「リンク一覧(数字)」に対応しています。


(1) あおやサイエンス株式会社 https://aoya.jp/
(2) 株式会社フジ電機 https://www.6sfjg.co.jp/
(3) V・TEC株式会社 https://e-vtec.co.jp/
(4) 株式会社トミサワ https://www.fa-tomisawa.com/
(5) 旭東電気株式会社 https://www.kyokuto-elec.co.jp/



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