岡山県の基板実装・EMS工場【2026年最新版】全10社を徹底解説|岡山・倉敷・津山エリア別完全ガイド

岡山県で基板実装やEMS(電子機器受託製造)を依頼できる会社を探しているあなたへ。

「どの会社が試作に強いのか」

「設計から量産まで一社に任せられる会社はあるのか」

「品質管理体制がしっかりした会社を選びたいが、どう判断すればいいのか」

こういった疑問を、この記事で一気に解決します。

岡山県は、1894年創業のタカヤ株式会社をはじめとする大手EMS企業から、設計開発型の技術力の高い中小企業まで、実に多様な基板実装・EMS企業が集積する中国地方屈指の電子機器製造エリアです。

特に、倉敷市・岡山市・津山市を結ぶ製造業の軸に沿って、産業機器・車載機器・医療機器・半導体製造装置向けなど、高信頼性が求められる分野への対応力を持つ企業が複数存在している点が大きな特徴です。

この記事では、岡山県内に製造拠点を持つ基板実装会社・EMS工場を10社、エリア別・特徴別に徹底解説します。

各社の住所・電話番号・公式サイトも一覧で確認できるので、発注前の比較検討にそのままご活用ください。

目次
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部品点数・量産数を入れるだけで、単価・NRE・国内/海外コスト・リードタイムを一括算出。
BGA・QFN・IPCクラスにも対応
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調達リスクも自動診断
コストを試算する →
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出荷必要数と各工程の不良率から、必要製造数を逆算。改善ポイントも自動提示。
印刷・実装・リフロー・AOI・ICT対応
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歩留まりを計算する →
調達リスク診断
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岡山県で基板実装・EMSを依頼するメリットとは

岡山県の電子機器製造業は、他の地方と比べて際立った特色があります。

まず注目したいのが、タカヤ株式会社に代表される「検査技術と実装技術の融合」です。

タカヤは基板検査装置(フライングプローブテスタ)のメーカーとして世界シェアを持つ企業ですが、その検査技術のノウハウがそのままEMS事業の品質管理に直結しています。

「どんな実装をすれば検査で確実に良品判定が出るか」を設計段階から熟知しているEMS企業が岡山県内に存在するという事実は、全国的に見ても非常に希少です。

次に、設計開発型の中小企業が充実している点も岡山県の強みです。

株式会社ナビカ・株式会社システム設計・JOHNAN DMS株式会社のように、回路設計やソフトウェア開発まで含めてワンストップで対応できる企業が複数存在するため、「設計から実装まで一社に任せたい」というニーズにも対応できます。

さらに、大正9年(1920年)創業の株式会社M.E.I(旧:マツムラ電子工業)のように、100年を超える製造の歴史を持つ企業が現役で基板実装を手掛けているのも岡山県ならではの特色です。

長年の製造ノウハウと、現代の設備・品質管理体制が両立している企業が複数存在することは、長期的なパートナー選びにおいて大きな安心感につながります。

物流面でも、山陽新幹線・山陽自動車道・国道2号線が岡山市・倉敷市を縦断しており、JFEスチール・三菱自動車など大手製造業の工場が集積する倉敷市周辺との連携体制も整っています。

部品調達・製品出荷のアクセスが良好な環境は、短納期対応の実現においても重要な強みになります。

岡山県の基板実装・EMS企業を選ぶ際の重要な視点

発注前に確認しておくべきポイントが4つあります。

この4点を整理した状態で問い合わせるだけで、選定ミスのリスクが大幅に下がります。

実装範囲と対応できる部品・基板の種類

基板実装には表面実装(SMT)・挿入実装(DIP)・混載実装の3つのパターンがあります。

さらに、BGA・CSPなどの高密度部品、フレキシブル基板・アルミ基板・セラミック基板・高多層基板への対応可否も重要な確認事項です。

たとえばJOHNAN DMS株式会社は、0201チップサイズからの高密度実装に加え、フレキ基板・アルミ基板・セラミック基板・高多層基板まで幅広い実装仕様に対応しています。

さらに紙基板実装・機能性フィルム実装(インモールド成形・ウェアラブルデバイス・ストレッチャブルフィルム)という、他のEMS企業ではほとんど手掛けていない特殊実装にも対応できる点は、製品の小型化・軽量化・デザイン性向上を目指すメーカーにとって有力な選択肢になります。

品質規格・認証の取得状況

用途によって求められる品質規格が異なります。

産業機器・医療機器向けであればISO9001、車載向けであればIATF16949を確認しましょう。

認証の「有無」だけでなく、「その認証を日常の製造ラインでどう運用しているか」を問い合わせ時に確認することが、後の品質トラブルを防ぐ最も確実な方法です。

また、電子機器の環境規制対応という観点から、EU RoHS指令(特定有害物質の使用制限)への対応状況も必ず確認しましょう。

EU RoHS指令の詳細はEU公式ページ(https://environment.ec.europa.eu/topics/waste-and-recycling/rohs-directive_en)でも確認できます。

鉛フリーはんだと有鉛はんだのライン分離管理が適切に行われているかどうかは、製品の信頼性に直接影響します。

試作・小ロットへの対応力

「まず試作で動作確認してから量産を検討したい」というフェーズでは、試作対応を得意とする会社かどうかが極めて重要です。

試作特化型の工場は、仕様変更・部品欠品・手直しへの対応が速く、開発フェーズの短納期ニーズにも柔軟に動けます。

株式会社ナカデンのように、SMT2ライン体制で試作・小ロットから量産まで一気通貫で対応できる体制を持ちながら、特急対応・フットワークの軽さを強みにしている企業は、開発フェーズのパートナーとして非常に頼りになります。

設計・調達を含めたワンストップ対応の有無

基板実装のみを依頼するのか、回路設計・部品調達・組立・検査まで含めてすべてを任せたいのかによって、最適な会社が大きく変わります。

「設計段階から実装を見据えた提案ができる会社」に依頼することで、後工程での手直しコストが大幅に削減でき、製品化のスピードも上がります。

自社の開発体制と照らし合わせて、「どこからどこまでを外注するか」を先に決めてから候補を絞り込むことをおすすめします。

【岡山市・東備エリア】基板実装・EMS企業4社

岡山市を中心とする東備エリアは、設計開発型の技術企業が集積するエリアです。

回路設計からソフトウェア開発・基板実装まで一貫対応できる企業が揃っており、製品開発の初期フェーズから任せられるパートナーを探しているメーカーに特に適したエリアです。

株式会社アドバネット(岡山市北区)

産業用コンピュータボードの開発・製造で国内トップクラスの実績を持つ企業です。

設計から製造・サポートまで自社一貫体制を整えており、社会インフラ機器・産業装置向けの高信頼性基板の実装で豊富な実績を持ちます。

同社の最大の特徴は、産業用コンピュータという「高信頼性が絶対に求められる製品」を自社開発・製造してきた会社であるという点です。

外部向けのEMS案件においても、その品質基準が維持されることは、産業機器・インフラ機器向け製品の発注者にとって大きな安心感につながります。

特に「長期間・無交換で動き続ける製品を作りたい」というニーズを持つ発注者に、まず検討していただきたい企業です。

住所:〒700-0951 岡山市北区田中616-4

TEL:086-245-2861

公式サイト:https://www.advanet.co.jp/


株式会社ナビカ(岡山市南区)

1995年創業。プリント基板のアートワーク設計・製造・実装、制御盤の製作をワンストップで手掛ける岡山市南区の設計開発型企業です。

産業機器・車載・医療・検査機器など高信頼性が求められる分野での開発・生産実績が豊富で、LED基板や鉛フリー・ハロゲンフリーなど環境対応基板にも対応しています。

同社の価値は、「設計から実装まで同じ会社に一貫して任せられる」点にあります。

設計担当者と製造担当者が別会社になると、設計の意図が製造現場に正確に伝わらず、試作段階での手直しが増える原因になります。

その点ナビカは、プリント配線板設計・製造・部品実装・マイコン応用製品開発を社内で完結できる体制を持っているため、設計ミスや工程間の情報ロスが発生しにくい体制が整っています。

試作から量産まで、少量・多品種・短納期に対応する柔軟な生産体制も評価ポイントです。

住所:〒700-0955 岡山市南区万倍147-3

TEL:086-246-1130

公式サイト:https://official.navika.jp/


株式会社システム設計(岡山市南区)

1977年設立、資本金2,500万円。電子回路設計(ハードウェア)からソフトウェア開発・基板実装まで一貫対応できる、設計開発型の製造企業です。

コンピュータと工場内の制御機器・測定器を結ぶ自動化システムの設計・製作を強みとし、産業機械・制御装置の受託開発に定評があります。

同社の強みは、「制御システム全体の設計思想を理解した上で基板実装を行える」点です。

制御装置や産業機器では、基板単体の品質だけでなく、システム全体の中でその基板がどう機能するかを理解した製造が求められます。

ソフトウェア開発から回路設計・基板実装まで一気通貫で対応できる会社は全国的にも多くなく、岡山市内でこの体制を持つ企業として貴重な存在です。

多品種少量生産に適した柔軟な体制を持ち、産業機器・制御装置分野の受託開発案件を得意としています。

住所:〒700-0955 岡山市南区万倍146-4

TEL:086-243-0700

公式サイト:https://system-sekkei.jp/


JOHNAN DMS株式会社(和気郡和気町)

JOHNANグループのEMS・製造専門会社として、和気郡和気町の備前工場を岡山県内の主要拠点としています。

プリント基板実装(SMT実装・ディスクリート実装・COB実装)から半導体後工程の一貫生産、紙基板実装、機能性フィルム実装(インモールド成形・ウェアラブルデバイス・ストレッチャブルフィルム)、基板再生(部品交換・クリーニング等)まで対応範囲が突出して広い企業です。

クリーンルーム(クラス10,000)を保有し、ISO9001を取得した品質管理体制のもとで、設計から部材調達・製品加工・外観検査まで一貫ワンストップ対応ができます。

特筆すべきは、「機能性フィルム実装」という先端実装領域への対応力です。

ウェアラブルデバイスやストレッチャブルフィルムへの実装は、従来のリジッド基板とは全く異なる実装技術が求められる領域であり、国内でも対応できるEMS企業は限られています。

IoT機器・ウェアラブル製品の開発を手掛けるメーカーにとって、JOHNAN DMS株式会社は日本国内で最も有力な選択肢の一つです。

住所(備前工場):〒709-0464 岡山県和気郡和気町田原下121

TEL:0869-93-0503

公式サイト:https://www.johnan.com/dms/

【倉敷・井笠エリア】基板実装・EMS企業4社

倉敷・井笠エリアは、大手EMSから試作・小ロット特化型の企業まで多様な選択肢が揃うエリアです。

特に倉敷市四十瀬エリアには複数の実装企業が集積しており、部品調達・外注先の分散といった生産管理上のリスクヘッジにも利用しやすい地域特性があります。

タカヤ株式会社(井原市)

1894年創業(織物業から発展)。岡山県を代表する大手EMS企業であり、同時に世界シェアを持つ基板検査装置メーカーでもあります。

フライングプローブ方式のインサーキットテスタ(プリント基板検査装置)を自社開発し、その技術で世界に名を知られています。

タカヤのEMSサービスが他の企業と一線を画すのは、「自社製の最高精度の検査装置で出荷前全数検査ができる唯一の実装会社」であるという点です。

一般のEMS企業は、外部から調達した検査装置で品質確認を行います。

一方タカヤは、自社が開発・世界シェアを持つ検査装置を自社の製造ラインに導入し、その装置の「使い方のプロ中のプロ」が品質管理を行っています。

この「検査装置開発者×EMS事業者」という唯一無二のポジションが、タカヤの品質信頼性の根拠です。

RFID製品の開発・製造・販売も手掛けており、IoT機器・サプライチェーン管理システムとの連携が必要な製品開発においても有力なパートナーになります。

住所:〒715-8503 岡山県井原市井原町661-1

TEL:0866-62-2015

公式サイト:https://www.takaya.co.jp/product/ems/


倉敷電子工業株式会社(倉敷市)

1981年創業。運輸倉庫業を営むトクラ・グループの一員として、倉敷市四十瀬に本社・工場を構える基板実装専業企業です。

表面実装機ライン2系列を保有し、組み立てから調整まで一貫生産体制を整えています。

ISO9001を取得しており、品質管理の仕組みが日常の製造ラインに根づいています。

同社の特徴は、「グループの物流インフラを活用した安定した供給体制」にあります。

トクラ・グループは運輸倉庫業を核とするグループ企業であるため、製品の保管・物流・配送に関する体制が一般の実装専業企業と比べて充実しています。

「製品を作るだけでなく、作った後の在庫管理・物流までを一体で管理したい」という発注者にとっては、グループ企業の強みを活かした提案が期待できます。

住所:〒710-0835 岡山県倉敷市四十瀬52-5

TEL:086-466-1888

公式サイト:https://kuraden.co.jp/


株式会社ナカデン(倉敷市)

1989年設立、資本金1,000万円。倉敷市四十瀬に本社を構える、試作・小ロット対応に特化した基板実装企業です。

SMT2ラインを保有し、プリント基板実装・試作・組み立て・検査・梱包までの一貫生産体制を整えています。

特急対応・フットワークの軽さが最大の特徴で、「今すぐ欲しい」「急に仕様が変わった」「少量だけど質は落としたくない」といった、開発現場あるあるの悩みに柔軟に対応します。

現場感覚から言うと、量産ラインを主体とする大手EMSに試作を依頼すると、ライン切り替えのコスト・スケジュール調整の問題から、納期が後回しになるケースが頻繁に起きます。

その点ナカデンのような試作・小ロット特化型企業は、「試作3枚を3日で仕上げる」という動き方が日常業務として定着しているため、開発フェーズの急な要求変化に対応する力が段違いです。

住所:〒710-0835 岡山県倉敷市四十瀬86

TEL:086-425-0072

公式サイト:https://www.naka-den.net/


株式会社セキシン(小田郡矢掛町)

岡山県矢掛町に拠点を置き、産業機械向けプリント基板の企画・設計・製作・実装に特化した企業です。

半導体製造装置をはじめとする高精度が要求される分野での実績が豊富で、設計から実装まで自社一貫体制を誇ります。

「他社では実現できない高性能な製品を作る」というコンセプトを掲げる同社は、汎用的な実装ニーズよりも、難易度が高く・精度要求が厳しく・他社で断られた案件を得意としています。

半導体製造装置向けの制御基板は、一般の産業機器向け基板と比べて格段に高い実装精度・信頼性が求められます。

その最も難しい案件を日常的にこなしてきた工場であれば、難易度が低い案件は当然ながら高い品質で仕上がります。

「精度が高い案件をきちんとこなせる会社に任せたい」という要求に対し、岡山県内で確実な選択肢の一つです。

住所:〒714-1211 岡山県小田郡矢掛町東三成1073

TEL:0866-83-1110

公式サイト:https://seki-sin.com/

【津山・県北エリア】基板実装・EMS企業2社

津山・県北エリアは、大正時代から続く老舗企業と、多品種変量生産に強みを持つ技術企業が存在するエリアです。

産業機器・民生機器向けの実装案件を、設計段階から相談できる企業が揃っています。

三和電子株式会社(津山市)

津山市神代に本社・工場を構える、基板実装から一貫生産対応まで幅広く手掛ける企業です。

基板実装から性能試験・コーティング・ケース組立まで一貫生産に対応しており、BGAリワーク設備・X線検査設備も保有しています。

多品種変量生産に強みを持ち、産業機器・民生機器向けの様々な案件に柔軟に対応します。

同社のポイントは、「X線検査設備の保有」にあります。

BGA・CSP・QFNなどのボトム端子型パッケージは、実装後に外観では接続不良を確認できないため、X線検査装置がなければ品質保証が非常に困難です。

X線検査設備を自社保有している実装企業は、地方ではまだ少数です。

「BGAを使った基板を実装してほしい」という案件では、X線検査設備の有無が会社選びの第一条件になります。

住所:〒709-4621 岡山県津山市神代208

TEL:0868-57-3711

公式サイト:https://www.sanwa-electronics.com/


株式会社M.E.I(津山市)

旧社名:マツムラ電子工業株式会社。大正9年(1920年)創業、資本金1億円、従業員76名(2026年3月現在)という、岡山県内の基板実装企業の中で最も長い歴史を持つ企業の一つです。

産業機器および民生機器の基板実装と組立・検査を主力事業とし、電子機器の設計段階からお客様と打ち合わせを重ねる「提案型もの作り」を強みとしています。

少ロットから量産まで幅広く対応し、自社での電子部品調達力・購買力も高い点が特徴です。

100年以上の製造の歴史を持つ企業が現役で基板実装を手掛けているという事実は、単なる「老舗ブランド」以上の意味があります。

それだけ長期にわたって顧客から支持を受け続けてきた、という製造品質と対応力の証左です。

また、自社での電子部品調達・購買力の高さは、部品の調達コスト削減と、部品欠品リスクへの対応力に直結します。

設計段階からの提案型対応は、量産移行前に実装上の問題点を洗い出し、量産コスト・品質の最適化を図る上で非常に有効なアプローチです。

住所:〒708-0844 岡山県津山市瓜生原709-1(津山中核工業団地)

TEL:0868-26-7551

公式サイト:https://mei-works.com/

岡山県の基板実装・EMS企業 比較一覧表

各社の特徴を一目で把握できるよう整理しました。

企業名エリア主な強み対応ロット電話番号
株式会社アドバネット岡山市北区産業用コンピュータ・高信頼性基板小〜中ロット086-245-2861
株式会社ナビカ岡山市南区設計〜実装一貫・環境対応基板試作〜中ロット086-246-1130
株式会社システム設計岡山市南区回路設計〜ソフト開発〜実装一貫試作〜中ロット086-243-0700
JOHNAN DMS株式会社和気郡和気町高密度実装・機能性フィルム実装・クリーンルーム試作〜量産0869-93-0503
タカヤ株式会社井原市検査装置世界シェア・大手EMS・RFID中〜大ロット0866-62-2015
倉敷電子工業株式会社倉敷市ISO9001・トクラグループ物流連携中〜大ロット086-466-1888
株式会社ナカデン倉敷市試作・小ロット・特急対応試作〜小ロット086-425-0072
株式会社セキシン矢掛町半導体装置向け・高精度実装小〜中ロット0866-83-1110
三和電子株式会社津山市BGAリワーク・X線検査・多品種変量試作〜中ロット0868-57-3711
株式会社M.E.I津山市100年超の老舗・提案型・部品調達力小〜量産0868-26-7551

岡山県で基板実装を依頼する前に確認すべき5つのチェックリスト

長年この業界の現場を見てきた経験から言うと、初回発注でつまずくパターンはほぼ共通しています。

以下の5点を、問い合わせ前に必ず整理してから連絡することをおすすめします。

1点目は、実装仕様の難易度の明確化です。

最小チップサイズ・BGAの有無・特殊部品の有無を整理してから問い合わせましょう。

2点目は、希望ロット数と量産移行見込みの共有です。

試作は何枚、量産は何枚を想定しているかを事前に伝えることで、会社側も最適なラインアサインを検討できます。

3点目は、部品の供給形態の決定です。

支給か調達代行かを決めておくだけで、見積もりの精度と返答スピードが格段に上がります。

4点目は、必要な品質規格・認証の明示です。

ISO9001・IATF16949・ISO13485等、用途に応じた認証要件を問い合わせ時に明記しましょう。

5点目は、検査要件の事前定義です。

AOI・X線・ICT・機能試験の要否を合わせて伝えることで、後から「価格認識が違った」というミスマッチが大幅に減ります。

IPC(米国電子工業会)が策定したIPC-A-610(電子組立品の受け入れ基準)への準拠状況も、問い合わせ時に確認しておくと安心です。

IPC規格の詳細はIPC公式サイト(https://www.ipc.org/)から参照できます。

岡山県の基板実装産業の今後の展望

岡山県の電子機器製造業は、2026年以降も複数の成長ドライバーに後押しされる産業として注目されています。

まず、半導体製造装置関連の需要拡大があります。

経済産業省は国内半導体製造の復興を政策的に推進しており、半導体製造装置向けの制御基板・高精度実装の需要は中長期的に拡大が見込まれます。

株式会社セキシンのように半導体製造装置向け実装を得意とする企業にとって、大きな追い風となっています。

次に、防衛産業の拡大があります。

日本政府の防衛費増額方針を受け、防衛関連電子機器の国内製造需要が拡大しており、高信頼性・高精度実装に強みを持つ岡山県内企業にとっても新たな市場機会が生まれています。

さらに、国内回帰(オンショアリング)の流れも岡山県のEMS産業にとって追い風です。

コロナ禍以降、海外サプライチェーンのリスクが明確になったことで、国内製造への回帰が加速しています。

地方の優良EMS企業への発注増加傾向は、今後も継続することが見込まれます。

また、ウェアラブル・IoT機器の普及拡大は、JOHNAN DMS株式会社が得意とする機能性フィルム実装・ウェアラブルデバイス向け実装の需要を押し上げています。

この分野は今後10年で市場規模が大幅に拡大することが予測されており、先行して技術を持つ岡山県内企業の競争優位は今後ますます高まる見通しです。

見積もり精度を高める「情報提供のコツ」

見積もり依頼時に提出する情報の質が、そのまま見積もり精度と納期の確かさに直結します。

以下の資料を揃えた状態で問い合わせると、工場側の返答スピードと精度が格段に向上します。

ガーバーデータ(基板設計データ)は必須です。

部品表(BOM:Bill of Materials)も欠かせません。

部品の供給形態(リール支給・カットテープ・散品・手配代行)を明記することも重要です。

数量・ロット数の見込み(試作は何枚、量産は何枚を想定しているか)を具体的に伝えてください。

はんだの種類(鉛フリー・有鉛)、表面処理の指定も明記しましょう。

検査要件(AOI・X線・ICT・機能試験の要否)を合わせて伝えることで、価格に対する認識のズレが大幅に減ります。

これらの情報を最初から揃えておくことは、岡山県内に限らず、どの地域のEMSに問い合わせる場合でも有効なアプローチです。

まとめ:岡山県の基板実装・EMS工場、選び方の最終指針

岡山県内には、設計開発型の技術企業・試作特化型・大手量産EMS・高精度実装専業など、多様な特性を持つ基板実装・EMS企業が10社存在します。

エリア別に整理すると、岡山市・東備エリアに設計開発型・一貫対応の技術企業が集中し、倉敷・井笠エリアに大手EMSから試作特化型まで多様な選択肢が揃い、津山・県北エリアに老舗の実績と高い技術力を持つ企業が存在するという構造が見えてきます。

最終的な選び方の基準は、「自社の開発・製造フェーズとのマッチング」に尽きます。

実装仕様の難易度・ロット数・品質規格・対応工程・納期要件という5軸で候補を絞り込み、複数社に同じ条件で見積もり依頼を出して比較することが、最良のパートナーを見つける最短経路です。

この記事が、岡山県での基板実装・EMS発注の第一歩として、お役に立てれば嬉しいです。

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