愛媛県の基板実装・EMS工場【2026年最新版】全5社を徹底解説|松山・大洲・今治・東温・松前エリア別完全ガイド

愛媛県で基板実装やEMS(電子機器受託製造)を依頼できる会社を探しているあなたへ。

「愛媛県に本格的な基板実装会社はあるのか」

「車載品質規格(IATF16949)に対応した工場はあるか」

「試作1枚から相談できる会社を見つけたい」

「大型基板やBGA実装に対応できる四国の工場が知りたい」

こういった疑問を、この記事で一気に解消します。

愛媛県は、実は四国全体の製造品出荷額の約46.6%を占める国内有数の工業県です。

(出典:愛媛県公式サイト「えひめが誇るスゴ技」 https://www.sugowaza-ehime.com/monodukuri.php

その中で基板実装・EMS分野においては、国内EMS売上ランキング上位のカトーレック株式会社の松山工場、創業60年・EMS歴60年超のCELCO JAPANが県内4拠点を持つなど、四国最高水準の製造インフラが揃っています。

この記事では、愛媛県内に製造拠点を持つ基板実装会社・EMS工場を5社(拠点数は8か所)、エリア別に住所・電話番号・公式URLとともに徹底解説します。

目次
📊 関連リソース
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認証・対応技術・業界・規模で絞り込み可能。CSV同梱で営業リストにも。
詳細を見る →
💰
コスト即時試算
基板実装(PCBA) コスト即時見積もりシミュレーター
部品点数・量産数を入れるだけで、単価・NRE・国内/海外コスト・リードタイムを一括算出。
BGA・QFN・IPCクラスにも対応
国内 vs 海外コストを瞬時比較
調達リスクも自動診断
コストを試算する →
📊
歩留まり逆算
基板実装(SMT) 歩留まり計算ツール
出荷必要数と各工程の不良率から、必要製造数を逆算。改善ポイントも自動提示。
印刷・実装・リフロー・AOI・ICT対応
累積歩留まりを即時表示
最大ロス工程の改善案を提示
歩留まりを計算する →
調達リスク診断
電子部品EOL(生産終了)リスク自動診断
型番を入れるだけで生産終了リスクを赤・黄・緑で即時診断。LTB(最終発注日)対策の初動材料に。
最大10型番を一括チェック
メーカーPCN/PDN通知への直リンク
リスク別の推奨アクションを自動提示
EOLを診断する →
📋
BOM一括解析
BOM部品表 リスク自動チェッカー
Excelの部品表をコピペするだけで、全行のリスクを一括診断。ヘルススコアでBOM全体を可視化。
BOM全体を100点満点で総合評価
高リスク部品だけを抽出表示
診断結果はCSVでダウンロード可能
BOMをチェック →

愛媛県で基板実装・EMSを依頼する前に知っておきたいこと

愛媛県の基板実装産業には、全国的に見ても非常に特徴的な顔ぶれが揃っています。

まず押さえておきたいのは、カトーレック株式会社という存在です。

物流大手として知られるカトーレックは、実はEMS事業でも国内トップクラスの売上を誇るグローバル企業です。

松山工場を四国の主力製造拠点として位置づけ、炊飯ジャー・LED照明・車載テレマティクスなど多様な製品の基板実装を手掛けています。

IATF16949(自動車業界向け品質マネジメントシステム)まで取得している愛媛の工場は、国内でも数が限られています。

もう一つの特筆すべき存在がCELCO JAPANです。

1964年創業・EMS歴60年超という深い実績を持ち、大洲市の本社工場(敷地面積98,700㎡)を筆頭に、東温市・西条市・松山市と愛媛県内に4つの拠点を展開しています。

試作品から大型基板・大量生産まで、SMT7系列・ディスクリート・フロー半田・完成組立まで一貫で対応できる体制は、四国内でも屈指の規模です。

さらに、松山市や今治市・松前町には、LED照明と基板実装を組み合わせた技術開発型企業、電子制御機器と基板設計を一体で提供する企業、制御盤・ハーネスとプリント板実装を組み合わせた中小実装企業が存在しており、それぞれが得意とする分野で独自の強みを持っています。

「愛媛は製紙や造船の県というイメージがある」という方も多いかもしれませんが、電子機器製造の分野でも四国随一のインフラが整っているのが愛媛県の実態です。

愛媛県で基板実装・EMSを選ぶ際の4つのチェックポイント

発注ミスや品質トラブルを防ぐために、問い合わせ前に必ず確認しておきたいポイントが4つあります。

品質規格の取得状況(特に車載向け)

車載用途や医療機器向けの基板実装を検討している場合、品質規格の取得状況は最重要確認事項です。

カトーレック松山工場が取得しているIATF16949は、自動車業界向けの品質マネジメントシステム規格で、取得にあたって非常に厳格な審査が求められます。

この規格を持つ工場に依頼することで、車載品質要件(トレーサビリティ・工程FMEA・変化点管理など)への対応が担保されます。

IATF16949の詳細は、自動車産業品質マネジメントシステムを管理するIATF(国際自動車タスクフォース)の公式サイト(https://www.iatfglobaloversight.org/)でも確認できます。

対応できる基板サイズ・部品の仕様

発注したい基板のサイズや部品の特性によって、対応できる工場が大きく異なります。

CELCO JAPANの本社工場のように「部品高さ70mmまで対応可能」「大型基板製造が可能で他社には無い優位性」と明示している企業は、大型・重量基板の実装において確かな強みを持っています。

一方、株式会社OBUのようにLED照明の開発・回路設計から基板実装・組立まで一貫して手掛ける企業は、照明系・制御系の小型基板の多品種小ロット対応に特化しています。

発注する基板の外形寸法・部品高さ・基板枚数を事前に整理してから問い合わせることで、工場側の応答精度と見積もり精度が格段に向上します。

試作・小ロット対応の有無

製品の開発フェーズにある場合、試作1枚から受け付けてもらえるかどうかは死活問題です。

大手EMS企業ほど量産ラインが主軸となるため、試作1〜10枚という極少ロットへの対応が後回しになる傾向があります。

共栄電子株式会社や株式会社OBUのような地域密着型の中小実装企業は、まさにこの試作・小ロット・短納期という領域で存在感を発揮します。

開発段階の試作は中小企業に、量産体制が確立してからはカトーレック・CELCO JAPANのような大手に切り替えるという二段階の調達戦略も、現場では有効なアプローチです。

設計・調達・完成品組立の対応範囲

「基板実装だけ頼みたい」のか「設計・部品調達・組立・梱包まで全部任せたい」のかによって、最適な会社が全く異なります。

株式会社リバーテックのように、回路設計・プリント基板製造・制御盤設計まで含めてワンストップで対応できる企業は、自社に設計部門がない場合の強力なパートナーになります。

CELCO JAPANのようにFA機器(検査機器・省力化機器)の自社開発まで展開している企業は、製造ラインの自動化提案まで含めた付加価値の高い発注関係を築けます。

自社のリソースと外注したい範囲を明確にしてから候補を絞ることが、ミスマッチのない発注への最短経路です。

【松山市エリア】基板実装・EMS企業3社

松山市は愛媛県の県庁所在地であり、四国最大の製造都市です。

空港に隣接するカトーレック松山工場をはじめ、LED照明・回路開発・制御盤組立まで対応するOBU、CELCO JAPANの越智事業所と、複数の実装拠点が集積しています。

カトーレック株式会社 松山工場(松山市空港通)

国内EMS売上ランキングで上位に名を連ねるカトーレックの四国主力拠点です。

物流事業との融合による「ロジトロニクス」という独自のビジネスモデルを展開しており、製造から物流まで一貫したサプライチェーンサポートを提供できる点が、他のEMS企業との最大の差別化ポイントです。

松山工場の事業内容はプリント基板実装と電子機器組立で、生産品目は炊飯ジャー・LED照明・電動アシスト自転車・自動販売機管理通信などの民生品から、テールランプ・室内灯・車載テレマティクスなどの車載品まで幅広い実績を持ちます。

取得認証は ISO9001・ISO14001・IATF16949 の3規格で、特にIATF16949を取得している点は、車載向けの基板実装を検討している方にとって非常に重要な判断基準になります。

国内外9カ国・12工場という製造拠点ネットワークを活かしたグローバル生産移管や、グローバル調達拠点(日本・香港・マレーシア)を通じたVA/VEコストダウン提案も可能です。

住所:〒791-0054 愛媛県松山市空港通7丁目15番6号

TEL:089-973-9890

公式サイト:https://www.katolec.com/


株式会社OBU(松山市東方町)

2003年設立。LED照明・回路開発・プリント基板実装組立・制御盤組立のワンストップ対応を強みとする、松山市の技術開発型実装企業です。

愛媛県のスゴ技企業にも認定されており、「松山からLED照明とモノ創りで社会に貢献」を企業ミッションに掲げています。

事業領域は基板実装・組立・調整にとどまらず、省エネ型LED照明の企画・設計、LED・LCD他情報機器開発・設計、ソフトウェア設計、ハードウェア設計、メカ制御関連まで網羅します。

喫煙所などで使用される空気清浄機付きLED照明という独自製品の開発・製造・販売も手掛けており、単純な受託製造にとどまらない「開発型EMS」としての色彩が濃い企業です。

回路開発から基板実装・制御盤組立まで一体で相談できるため、自社に設計リソースが少ない中小メーカーにとって特に頼りになるパートナーです。

住所:〒791-1123 愛媛県松山市東方町甲2070番地1

TEL:089-963-5127

公式サイト:http://www.obu-inc.co.jp/


CELCO JAPAN株式会社 越智事業所(松山市越智)

大洲市本社のCELCO JAPANが松山市内に構えるFA事業の拠点です。

塗布機・基板割板機・組立ライン構築・ピンボード・各種検査治具などの設計から現地調整まで一貫して対応します。

製造経験者が設計を担当することで、製造現場のリアルな課題を反映した自動化提案・設備製作が可能であり、単なる設備メーカーではなく「現場を知る設備屋」としての視点を持っています。

本社工場(大洲市)でのEMS受託と組み合わせることで、製造ラインの自動化から量産実装までの一体提案も可能です。

住所:〒790-0933 愛媛県松山市越智3-3-21

TEL:089-909-7150

公式サイト:https://www.celco.jp/

【大洲・南予エリア】基板実装・EMS企業1社(愛媛県最大規模)

大洲市は愛媛県南予地域の玄関口であり、CELCO JAPANの本社・主力EMS工場が立地する愛媛県の電子機器製造の一大拠点です。

CELCO JAPAN株式会社 本社工場(大洲市東大洲)

1964年創業・EMS歴60年超、従業員360名、敷地面積98,700㎡・総床面積35,360㎡という愛媛県最大規模のEMS工場です。

家電全般・PC関連・携帯電話・自動車関連・太陽電池パワーコンディショナーなど、あらゆる電気製品の試作から完成組立まで幅広く手掛けてきた圧倒的な実績が最大の強みです。

基板実装(SMT7系列)・ディスクリート(AV・RH各2系列)・フロー半田(1系列)・完成組立まで、設備の多様性と規模感は四国最高水準です。

大型基板の製造が可能な工場面積(製造エリア10,828㎡、静電フロア約3,900㎡)は他社には無い優位性であり、「大型基板の実装先が見つからない」という悩みを持つ発注者に特に有効な選択肢です。

X線検査設備完備でBGAの検査にも対応しており、高密度実装・ファインピッチ部品への対応力も備えています。

また、EMS50年以上の現場経験から生まれたFA機器(検査機器・省力化機器)を自社開発・外販するというユニークな事業も展開しており、防湿剤塗布機・基板割板機・基板性能検査機器の分野で他社にない優位性を持っています。

レクザム・グローリープロダクツ・オムロン・パナソニック・NECプラットフォームズなどが主要取引先です。

住所(本社工場):〒795-0064 愛媛県大洲市東大洲1220番地の1

TEL:0893-25-0033

公式サイト:https://www.celco.jp/

【東予エリア】基板実装・EMS企業(CELCO JAPAN 東温市・西条市拠点)

東温市・西条市は愛媛県東予地域の産業集積地です。

CELCO JAPANが両市に拠点を置いており、本社工場との連携を活かした多品種対応・試作対応の実装ラインを展開しています。

CELCO JAPAN株式会社 川内事業所(東温市南方)

表面実装がメインのEMS拠点です。

基板実装(7系列)・ディスクリート(AV・RH各2系列)・フロー半田(1系列)で対応し、主に多品種小ロットの製造に力を入れています。

試作から量産まで対応可能な柔軟な体制を持ち、X線検査設備によるBGA検査にも対応しています。

従業員の約半数が実習生であり、技能実習生の受け入れを通じた人材育成の現場としても機能しています。

住所:〒791-0301 愛媛県東温市南方681-1

TEL:089-966-1688

公式サイト:https://www.celco.jp/


CELCO JAPAN株式会社 西条工場(西条市福武甲)

EMSの拠点として、本社工場と連携した実装サービスを提供する工場です。

主にプリント基板の組立・実装業務を担い、CELCO JAPAN全体の生産キャパシティを支える役割を担っています。

西条市は、ルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング・日本製鉄瀬戸内製鉄所・クラレ西条事業所などの大手企業が集積する工業地帯であり、電子機器製造に携わる企業群とのネットワークが豊富なエリアです。

住所:〒793-0035 愛媛県西条市福武甲210(電子棟)

TEL:0897-66-8075

公式サイト:https://www.celco.jp/

【松前町エリア】基板実装・EMS企業

松前町は松山市の南西に隣接する伊予郡の工業集積地です。

パナソニック・村田製作所・住友電気工業などとの取引実績を持つ実力工場が存在します。

共栄電子株式会社(伊予郡松前町)

1980年創業、資本金1,000万円、従業員30名の地域密着型実装企業です。

「共存共栄」を企業理念に掲げ、お客様と共に・社員と共に・地域社会と共に栄える企業を目指しています。

医療用機器・半導体装置・船舶装置の制御盤組立、ハーネス組立、プリント板実装を主力事業として、40年以上の実績を積み上げてきました。

特徴的なのは、女性パートが主流の製造体制で「単価が安く配線がきれい」を強みとしている点です。

20年以上の民生機器製造で培われた品質管理ノウハウを、医療・半導体・船舶という高品質要求分野に応用しており、コストパフォーマンスの高い実装を実現しています。

設計・筐体加工については協力会社とタイアップして対応するため、設計図面のない段階からの相談にも柔軟に対応できます。

パナソニック・村田製作所・住友電気工業・シャープなど大手電子部品メーカーとの取引実績は、同社の技術水準への高い評価を示しています。

住所:〒791-3163 愛媛県伊予郡松前町大字徳丸25番地1

TEL:089-908-4440

公式サイト:http://kyoei-electron.com/

【今治市エリア】基板実装・EMS企業

今治市は愛媛県東予地域の工業都市で、造船業の集積と並んで電子制御機器の製造拠点が存在します。

株式会社リバーテック(今治市宮ケ崎)

1990年12月創業。プリント基板の回路設計から製造、各種電気制御盤の製造をワンストップで提供する、今治市の電子制御機器メーカーです。

愛媛県のスゴ技企業にも認定された技術力を持ち、自社開発の小型マイコンコントローラ「RTMシリーズ」(6機種ラインアップ)は地下鉄車両の制御・原動機の制御・各種産業機器・農業機械・昇降機など、幅広い用途で全国展開しています。

回路設計から基板製造・電気制御盤製造まで一貫対応できるため、「回路設計の段階から相談したい」「プリント基板と制御盤をまとめて発注したい」というニーズに対して、愛媛県内で数少ない選択肢の一つです。

OEM受託開発にも積極的に対応しており、自社製品の開発支援から量産サポートまで、長期的なパートナーシップを築ける企業です。

ワイヤハーネス・電子部品・制御部品・配線機材の販売も行っているため、部品調達の窓口としても活用できます。

住所:〒799-1537 愛媛県今治市宮ケ崎甲882-5

TEL:0898-47-5050

公式サイト:https://www.rivertec.co.jp/

愛媛県の基板実装・EMS企業 比較一覧表

各社の特徴を一目で比較できるよう整理しました。

企業名・拠点エリア主な強み対応ロット電話番号
カトーレック 松山工場松山市空港通大手EMS・IATF16949・物流一体中〜大ロット089-973-9890
CELCO JAPAN 本社工場大洲市東大洲EMS歴60年・大型基板・X線BGA試作〜大量0893-25-0033
CELCO JAPAN 川内事業所東温市南方多品種小ロット・SMT・試作〜量産小〜中ロット089-966-1688
CELCO JAPAN 西条工場西条市福武甲基板組立・EMS実装中〜大ロット0897-66-8075
CELCO JAPAN 越智事業所松山市越智FA機器・検査治具設計FA設備専門089-909-7150
株式会社OBU松山市東方町LED照明・回路開発・少量多品種試作〜小ロット089-963-5127
共栄電子株式会社松前町制御盤・ハーネス・プリント板実装小〜中ロット089-908-4440
株式会社リバーテック今治市回路設計〜基板製造・制御盤一体試作〜量産0898-47-5050

愛媛県の基板実装産業の特徴と今後の展望

愛媛県の電子機器製造産業は、四国全体を見渡しても突出した存在感を持っています。

特にCELCO JAPANが県内4拠点・従業員360名・本社工場敷地面積約10万㎡という規模で展開していることは、地方拠点としては全国的に見ても異例の規模感です。

この背景には、松下寿電子工業(現パナソニック)の協力工場として1964年に発足したという原点があり、大手家電メーカーのグローバル生産展開に伴ってノウハウと規模を積み上げてきた歴史があります。

また、カトーレックという「物流とEMSの融合」という独自戦略を持つ大手企業が愛媛県に製造拠点を置いていることも、愛媛の製造業インフラの厚みを示しています。

一方で、共栄電子・OBU・リバーテックのような中小企業も、それぞれが独自の技術領域で確固たるポジションを確立しています。

「大手の量産工場」と「中小の試作・設計開発型工場」が同じ県内に揃っているという構造は、製品開発の初期フェーズから量産フェーズまで、愛媛県内の企業だけで一貫したサポートを受けられる環境を意味しています。

今後、国内回帰(オンショアリング)や車載化・IoT化の加速に伴い、愛媛県内の実装企業への需要はさらに高まると予測されます。

特に、IATF16949を取得したカトーレック松山工場への車載向け案件の集中と、CELCO JAPANの大型基板・高密度実装ニーズへの対応は、今後の成長が期待できる分野です。

発注前に揃えておくべき5つの情報

スムーズな見積もりと意思決定のために、問い合わせ前に以下を整理しておくことをおすすめします。

1点目は、ガーバーデータと基板仕様書です。

外形寸法・層数・ビア種別・表面処理を明示した資料が必須です。

2点目は、部品表(BOM)と部品調達方針(支給・調達代行の別)です。

調達代行を依頼する場合は、使用する主要部品のメーカー・型番リストも事前に準備しておきましょう。

3点目は、希望ロット数と生産頻度の見込みです。

試作のみなのか、定期量産につながる案件なのかを明示すると、工場側が最適なラインアサインを提案しやすくなります。

4点目は、はんだ種別(鉛フリー・有鉛)と表面処理の指定です。

RoHS対応製品かどうかによって、工場内でのラインが分かれている場合があります。

5点目は、検査要件(AOI・X線・機能試験の要否)の明示です。

BGAやQFNなど目視困難な部品を使用する場合は、X線検査対応の有無が発注先選定の重要な判断基準になります。

愛媛県のものづくり支援インフラ

愛媛県では県主導のものづくり支援体制も整備されています。

愛媛県工業技術センター(https://www.aist-ehime.or.jp/)では、電子回路・電気系の試験分析や技術相談を受け付けており、中小製造業の技術力向上を支援しています。

また、愛媛県が運営する「えひめが誇るスゴ技」(https://www.sugowaza-ehime.com/)では、県内の優れた技術力を持つ製造企業データベースを公開しており、基板実装に限らず幅広い製造パートナーを探す際の参考になります。

これらの公的インフラを活用することで、製造委託先の選定だけでなく、技術課題の相談・試作支援・補助金活用なども含めた包括的なものづくり支援を受けることができます。

まとめ:愛媛県の基板実装・EMS工場、選び方の最終指針

愛媛県内には、グローバルEMS大手から地域密着型の技術開発企業まで、特色ある基板実装・EMS工場が5社(拠点数8か所)存在しています。

選び方の最終判断基準を整理します。

車載品質規格・大量生産・物流まで含めたワンストップ体制を求めるなら、カトーレック松山工場が最有力です。

試作から大型基板・大量生産まで・X線BGA対応・EMS60年の実績を求めるなら、CELCO JAPAN本社工場(大洲)が四国最大規模の選択肢です。

多品種小ロット・試作対応を優先するなら、CELCO JAPAN川内事業所(東温市)が柔軟に対応できます。

LED照明・回路開発・基板実装を一体で相談したいなら、株式会社OBU(松山市)が技術開発型の頼れるパートナーです。

制御盤・ハーネスとプリント板実装をまとめて低コストで発注したいなら、共栄電子株式会社(松前町)の実績と価格競争力が強みです。

回路設計からプリント基板製造・制御盤まで一体で任せたいなら、株式会社リバーテック(今治市)が今治市唯一の一貫設計・実装対応企業として機能します。

まず2〜3社に同じ仕様で問い合わせを行い、見積もり回答のスピード・精度・担当者の知識レベルを比較することが、最良のパートナーを見つける現実的な方法です。

この記事が、愛媛県での基板実装・EMS発注の第一歩として、少しでも役立てれば嬉しいです。

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