
AIサーバー、データセンター、EV、パワー半導体などのニュースを追っていると、「放熱」「液冷」「熱対策」という言葉を見る機会がかなり増えてきました。
実際、NVIDIAのGB200 NVL72は36基のGrace CPUと72基のBlackwell GPUを液冷のラックスケール構成にまとめた製品で、後継のGB300 NVL72も完全液冷型のラックスケールアーキテクチャとして公開されています。
国内でもNTTグループは液冷対応データセンターの拡大を進め、2029年度下半期には東京都心で液冷を標準装備したAI対応データセンターのサービス開始を予定しています。
ここまでを見ると、「液冷市場が伸びるなら、何か売れないだろうか」と考える製造業や商社が増えるのは自然です。
ただし、ここには一つ落とし穴があります。
市場が伸びることと、自社がその市場で売上を作れることは同じではありません。
僕自身、マイクロソルダリング、電子部品製造会社での仕事、基板実装会社でのリワーク、自社商品開発などを経験し、現在はSMT関連の専門商社で技術営業やプロジェクトマネジメントに携わっています。
製造業の営業という立場から市場を見ると、「何億ドル市場になるのか」だけを見ても、次の営業行動はほとんど決められません。
そこで今回、電子機器の放熱材料・冷却部品市場について、2027~2030年を想定し、TIM、ヒートシンク、グラファイト、ヒートパイプ、ベイパーチャンバー、コールドプレート、QD、CDU、冷却液、センサーなどを、市場から営業先までつなげて調査しました。
その調査を進める中で改めて感じたのは、放熱市場を見るなら、
熱源
↓
冷却方式
↓
必要になる部品・材料
↓
誰が仕様を決めるのか
↓
誰が認定するのか
↓
誰が発注するのか
という順番まで落とさなければ、製造業の営業には使いにくいということです。
今回は、なぜそう考えるのかを整理します。
放熱市場は「市場規模」だけ見ても営業につながらない
放熱材料やデータセンター冷却について検索すると、「2030年には何十億ドル市場になる」といった市場予測が多数出てきます。
市場の大きさを知ること自体には意味があります。経営会議で新規事業候補を比較したり、投資テーマの優先順位を決めたりする場合には、市場規模や成長率は重要な判断材料になります。
しかし、営業担当者がその数字を見ても、「明日どこへ電話すればいいのか」は分かりません。
ここが市場調査と営業調査の違いです。
例えば、同じ「電子機器の放熱」という市場でも、TIMとヒートシンクでは製品も顧客も違います。
さらにヒートパイプ、ベイパーチャンバー、液冷用コールドプレート、QD、CDU、冷却液まで広げれば、関係するメーカー、加工技術、品質要求、商流はさらに変わります。
つまり、「放熱市場」という大きな一つの箱として見ると、実際の商売との距離が遠すぎるのです。
僕が今回の調査で重視したのも、単純な市場規模ではありません。
「どの熱源に対して、どの冷却方式が使われ、その冷却方式を構成するために何が必要なのか」というところまで分解しました。
制作したレポートでは、市場、技術、製品、材料、メーカー、国内案件、営業先、新規参入、RFQまでつなげて整理しています。
製造業の営業で考えるなら、市場規模より一段下へ降りる必要があります。
例えば自社が金属加工会社なら、「液冷市場が伸びるか」よりも、「液冷で使われる金属部品の中で自社設備を使えるものは何か」を見る方が実務的です。
材料商社なら、「AIデータセンター市場」ではなく、「TIM、シール材、冷却液、絶縁放熱材料のどこに自社の仕入先を当てられるか」を考えます。
センサーメーカーなら、冷却設備全体を見るのではなく、温度、流量、圧力、漏液検知などの測定点に分解します。
ここまで細かくして初めて、市場調査が営業仮説に変わります。
AIサーバーの液冷は「将来技術」だけではなく実装段階へ入っている

液冷については、「そのうち普及する技術」と考えるより、すでに実装が進み始めている技術として見た方がよいでしょう。
NVIDIAはGB200 NVL72を液冷のラックスケール設計として提供し、GB300 NVL72も完全液冷型としています。
国内でもNTTグループはAI向けGPUの高性能化に伴ってラック当たりの必要電力が増加し、空冷から液冷への対応が急速に求められていると説明しています。
さらに、NTTデータとダイキン工業は2026年6月、空調・熱源・液体冷却設備を統合制御する次世代データセンター冷却の共同検証を発表し、2027年度の商用化を目指すとしています。
資源エネルギー庁も、AI活用に伴うデータセンターや半導体工場の新増設によって、日本の電力需要が今後増加すると見込んでいます。
ただし、ここで「液冷が伸びる」という結論だけで終わってしまうと、まだ営業には使えません。
液冷は一つの製品ではないからです。
例えばDirect-to-Chip型の冷却システムを考えても、コールドプレートだけで完成するわけではありません。
冷却液を循環させるポンプが必要になり、配管、ホース、チューブ、QD、マニフォールド、熱交換器、フィルター、ストレーナ、温度センサー、流量センサー、圧力センサー、漏液検知、シール材、冷却液、CDUなどが関係します。
さらに装置を制御する電源や制御基板、通信機器まで含めれば裾野はもっと広くなります。
このため、僕は液冷市場を「設備メーカーだけの市場」とは見ていません。
精密加工会社、金属メーカー、樹脂・ゴムメーカー、センサーメーカー、ポンプメーカー、フィルターメーカー、接続部品メーカー、商社などにも接点が生まれる可能性があります。
ここが一つ目の大きな見落としやすい点です。
AIデータセンター市場へ参入するというと、巨大なデータセンターやサーバーそのものを想像しがちですが、中小製造業が入りやすい場所は、むしろその下にある構成部品や加工工程かもしれません。
「熱源→冷却方式→部品」まで分解すると売れるものが見えてくる
放熱市場を営業に使うとき、僕なら最初から企業名を探しません。
まず、何が熱を発生させているのかを確認します。
AIサーバーであればGPUやCPU、EVであればインバータやOBC、DC-DCコンバータ、産業機器ならモーター、電源、パワーモジュールなどです。
熱源が変われば要求される冷却方法も変わります。
比較的発熱が小さければ自然空冷やヒートシンクで対応できる場合があります。一方、高熱流束になるとヒートパイプ、ベイパーチャンバー、液冷などを組み合わせる必要が出てきます。
さらに、熱源から冷却部までの間にはTIMが使われる場合があります。
ここで初めて具体的な営業対象が見えてきます。
| 領域 | 関係する製品・技術 | 営業時に確認したい項目 |
|---|---|---|
| TIM | 放熱シート、グリス、ギャップフィラー | 熱伝導、絶縁性、厚み、硬度、圧縮性、使用温度 |
| 空冷 | ヒートシンク、ファン | 熱抵抗、風量、騒音、サイズ、材質 |
| 熱輸送 | ヒートパイプ、ベイパーチャンバー | 熱輸送量、形状、厚み、実装スペース |
| 液冷 | コールドプレート | 流量、圧力損失、リーク、材料、腐食、清浄度 |
| 流体系 | QD、ホース、チューブ、マニフォールド | 圧力、流体適合性、漏れ、接続方法 |
| 制御 | 温度・流量・圧力・漏液センサー | 測定範囲、精度、通信、耐環境性 |
| 冷却設備 | CDU、ポンプ、熱交換器 | 冷却能力、冗長性、保守、接続仕様 |
この表で重要なのは、「液冷市場」という言葉が消えていることです。
代わりに具体的な製品名と要求仕様が出てきます。
営業で使えるのはこちらです。
例えば精密切削会社であれば、コールドプレートを見ると接点が出てきます。
コールドプレートは内部に冷却液を通す流路を持つため、材料、切削、流路加工、接合、洗浄、リーク試験、耐圧試験といった工程が関係します。
銅やアルミの加工技術を持っていれば、一見すると参入できそうに見えます。
ただし、「アルミを削れます」だけで採用されるとは限りません。
液体が流れる部品である以上、異物、腐食、圧力損失、流量、接合強度、材料互換性、リークなど、一般的な機械加工品とは違う確認項目が増えるからです。
ここが二つ目の重要な点です。
市場調査で「自社設備なら作れそう」と判断した後に、「その市場で要求される品質まで対応できるか」を確認しなければ、本当の参入可能性は分かりません。
データセンター運営会社だけを営業先にしてはいけない
放熱・液冷市場を調べる中で、特に営業面で注意したいのが商流です。
例えば「AIデータセンター向けコールドプレートを売りたい」と考えたとします。
すると最初にデータセンター運営会社を調べたくなります。
しかし、データセンター運営会社がコールドプレートの材質、流路構造、QDの仕様、シール材まで直接決めているとは限りません。
実際には、
GPU・CPUメーカー
↓
サーバーOEM・ODM
↓
ラック統合企業
↓
液冷システム・CDUメーカー
↓
設備会社
↓
データセンター運営会社
と複数の企業が関係する可能性があります。
もちろん、実際の商流は案件ごとに違います。ここで特定企業の発注構造を一律に断定することはできません。
重要なのは、「誰が使うか」と「誰が仕様を決めるか」を分けることです。
僕は製造業の営業リストを見るときも、「何社載っているか」より、「自社商品がどの工程で使われるか」を先に見ています。会社が合っていても、担当部署や仕様決定の位置が違えば話が進まないからです。
放熱市場でも同じです。
確認したいのは、
誰が使うのか。
誰が設計するのか。
誰が仕様を決めるのか。
誰が評価・認定するのか。
誰が購入するのか。
という違いです。
例えばTIMなら、最終的な使用企業だけを探すより、熱設計や製品設計を行っている企業・部署へ入らなければ採用検討そのものが始まらない場合があります。
コールドプレートなら、加工会社から最終データセンターへ直接売るより、冷却システムやサーバー設計に近い企業へ入る方が自然な案件もあるでしょう。
センサーならさらに商流が違う可能性があります。
つまり、「AIデータセンター関連企業リスト」を作るだけでは足りません。
自社商品ごとに仕様決定の場所を探す必要があります。
これが三つ目の、検索上位の市場解説だけでは見えにくい部分だと考えています。
材料メーカー、加工会社、商社では参入方法が違う
もう一つ注意したいのは、同じ市場を見ても会社によって見るべき情報が違うことです。
金属加工会社の場合
精密切削、アルミ加工、銅加工、ろう付け、FSW、溶接、洗浄、リーク試験などを行っている会社なら、液冷用部品との接点を探せます。
ただし、「加工設備を持っているか」だけでは判断できません。
熱性能だけでなく、流路、圧力、腐食、洗浄度、リーク、材料互換性などまで含め、既存設備と品質管理で対応可能かを見る必要があります。
つまり営業先探しの前に、自社工程の棚卸しが必要です。
材料メーカーの場合
材料メーカーの場合は、「何に使われるか」がより重要です。
TIMなら熱伝導率だけではなく、絶縁性、厚み、硬度、粘度、圧縮性、接触熱抵抗、使用温度、耐久性、加工性など複数の条件があります。
冷却液やシール材なら、使用される金属や樹脂との長期的な材料互換性も考えなければなりません。
単純に「高熱伝導だから優れている」という比較だけでは営業資料として不十分です。
顧客が何を優先しているかまで聞く必要があります。
商社の場合
僕が特に可能性を感じるのは商社です。
商社は必ずしもCDUや大型冷却装置そのものを開発する必要はありません。
TIM、放熱グリス、ギャップフィラー、グラファイトシート、QD、ホース、センサー、フィルター、冷却液など、自社の既存仕入先や既存顧客と接続しやすい商品から検討できます。
特に既存顧客が電子部品、基板実装、電源、インバータ、UPS、半導体、産業機器を扱っているなら、「新規顧客をゼロから探す」以外の方法があります。
既存顧客へ、
「最近、熱対策で困っている案件はありませんか」
と聞くところから始められます。
これは単純ですが、製造業営業ではかなり重要だと思っています。
市場レポートを読んで100社の新規企業へ電話するより、自社がすでに入っている顧客の中に新しい用途がないか確認する方が早い場合があるからです。
国内案件は「発表された」だけでは営業案件ではない
AIデータセンター市場では、新設計画や設備投資のニュースが増えています。
しかし、ここでも注意が必要です。
「データセンターを建設する」という発表と、「冷却部品の発注先を探している」は別の話です。
例えば国内でも、NTTグループは2029年度下半期のサービス開始を予定する液冷標準AI対応型データセンターや、印西・白井エリアでの大規模データセンターキャンパス計画を公表しています。
また、東京都大田区では液冷式コンテナ型データセンターを利用した取り組みも発表されています。
こうしたニュースは市場の方向性を把握するうえでは非常に有用です。
ただし、ニュースが出た時点で、自社の扱うQDやTIM、コールドプレート、センサーの発注先が決まっていないとは限りません。逆に、まだ仕様検討段階でチャンスが残っている場合もあります。
そのため今回の調査では、「計画」と「受注」を同じ扱いにしないことを意識しました。
案件を見る場合は、
計画
↓
設計
↓
実証
↓
構築
↓
設備導入
↓
稼働
といった段階を意識した方がよいと考えています。
さらに、その案件の中で自社製品がどの段階で決まるのかを考えます。
建物完成直前にTIMメーカーへ営業しても遅いかもしれません。
一方、保守用フィルターやセンサー、消耗材料であれば、稼働後にも需要が続く可能性があります。
つまり、営業タイミングは製品によって違います。
単純な「新設データセンター一覧」ではここまで分かりません。
これが、僕が国内案件を調べるときに「件数」より「案件の状態」を見たい理由です。
2027~2030年の放熱市場を調べるなら何を見るか
ここまで整理すると、放熱材料・冷却部品市場を営業目的で調査する場合、見るべき順番が見えてきます。
最初に「AIデータセンター市場が何兆円になるか」を調べる必要はないかもしれません。
僕ならまず、自社の技術や商品を棚卸しします。
例えば、
銅・アルミ加工ができる。
樹脂・ゴムを扱っている。
温度や圧力センサーを作っている。
ポンプやフィルターを扱っている。
電子材料を販売している。
放熱シートを扱っている。
という自社側の条件を整理します。
そこから、
どの熱源に使えるか。
どの冷却方式に入るか。
どんな仕様が必要か。
誰が設計するか。
誰が認定するか。
誰が発注するか。
どんな国内案件があるか。
という順番で掘っていきます。
僕は今回、この作業を一から行い、「電子機器の放熱材料・冷却部品市場2027-2030」としてPDF147ページとExcelデータに整理しました。
対象はTIM、ヒートシンク、グラファイト、ヒートパイプ、ベイパーチャンバー、AIサーバー液冷、EV・パワー半導体、AlN・BNなどの放熱材料に加え、国内外企業、国内案件、サプライチェーン、顧客、営業先、新規参入、企業別営業メモ、RFQ確認項目までです。
これは「必ず受注できる企業リスト」ではありません。
また、未公開の発注情報を集めた資料でもありません。
市場、企業、案件、商流を一から調べる時間を短縮し、「次にどこを調べ、誰に営業し、何を聞くか」を考えるための資料として作っています。
放熱・液冷市場へ新しく営業したい企業にとって重要なのは、巨大な市場予測の数字そのものではありません。
自社の技術や商品と市場の間に、具体的な一本の線を引けるかどうかです。
その線が引ければ、「AIデータセンターは伸びそうだ」というニュースが、ようやく営業活動へ変わります。
今回まとめた調査レポートはこちらです。

▶電子機器の放熱材料・冷却部品市場2027-2030|PDF147ページ+Excel
FAQ
放熱材料市場は今後伸びますか?
電子機器の高性能化、高密度化、高出力化が続く限り、熱対策の重要性は高い状態が続くと考えられます。特にAIサーバーでは、NVIDIAが液冷のラックスケールシステムを製品化するなど、液冷対応がすでに実装段階へ進んでいます。
ただし、市場全体の成長と個々の製品需要は分けて考える必要があります。TIM、ヒートシンク、コールドプレート、QD、冷却液では市場構造が違うためです。
AIデータセンター向けでは何が売れますか?
コールドプレート、QD、ホース、マニフォールド、ポンプ、熱交換器、フィルター、センサー、シール材、冷却液、CDUなど、多数の部品・材料が関係します。
さらにTIMやグラファイトなど、半導体から冷却装置までの熱経路に使われる材料も対象になります。
液冷部品はデータセンター運営会社へ営業すればよいですか?
必ずしもそうではありません。
サーバーOEM・ODM、ラック統合企業、CDU・冷却装置メーカー、設備企業などが仕様決定や部品調達に関与する場合があります。自社商品の仕様を誰が決めているかを確認してから営業先を絞る方が効率的です。
金属加工会社でもAIデータセンター市場へ参入できますか?
可能性はあります。
例えばコールドプレートではアルミ・銅加工、流路加工、接合、洗浄、リーク試験、耐圧試験などが関係します。ただし加工能力だけでなく、異物、腐食、流量、圧力損失、材料互換性などの要求へ対応できるか確認する必要があります。
商社でも液冷市場へ参入できますか?
大型液冷装置そのものを製造しなくても、TIM、QD、ホース、センサー、フィルター、シール材、冷却液など、周辺部材を取り扱える可能性があります。
既存顧客に電子機器、電源、半導体、産業機器メーカーがある場合は、新規開拓だけでなく既存顧客への横展開も検討できます。
新しいデータセンター建設計画は営業案件と考えてよいですか?
建設計画の発表だけで営業案件とは判断できません。
計画、設計、実証、構築、稼働など現在の段階を確認し、自社商品がどの段階で仕様決定されるのかを見る必要があります。
PDF147ページのレポートには営業先も入っていますか?
市場、技術、製品、企業、国内案件、商流、営業先、新規参入、企業別営業メモ、RFQなどを収録しています。ただし担当者名やメールアドレスを並べたテレアポリストではなく、営業候補を考えるための調査資料です。
まとめ|放熱市場を見るなら「何兆円市場か」から一段下へ降りる
2027~2030年の放熱・冷却市場を営業や新規事業の視点から見るなら、「市場が伸びるか」という問いだけでは十分ではありません。
自社商品や技術がどの熱源に使われるのかを整理し、冷却方式、構成部品、必要仕様、仕様決定者、認定者、発注者まで順番に確認することが重要です。
特にAIサーバーの液冷は、一つの大型設備だけで成立している市場ではありません。
コールドプレート、QD、ホース、ポンプ、熱交換器、センサー、フィルター、シール材、冷却液、TIMなど、多数の部品・材料が組み合わさっています。
だからこそ、大手設備メーカーだけではなく、加工会社、材料メーカー、電子部品メーカー、商社にも接点が生まれます。
市場ニュースを読んで終わるのではなく、
自社は何を作れるか。
どこに使われるか。
誰が仕様を決めるか。
どの案件が今どの段階にあるか。
次の商談で何を聞くか。
ここまで落として初めて、市場情報が営業情報へ変わります。
その調査時間を短縮するためにまとめたのが「電子機器の放熱材料・冷却部品市場2027-2030」です。
放熱材料・冷却部品の営業先はどこ?AIサーバー・液冷市場を商流から読む【2027-2030】
AIサーバー、データセンター、EV、パワー半導体などのニュースを追っていると、「放熱」「液冷」「熱対策」という言葉を見る機会がかなり増えてきました。
実際、NVIDIAのGB200 NVL72は36基のGrace CPUと72基のBlackwell GPUを液冷のラックスケール構成にまとめた製品で、後継のGB300 NVL72も完全液冷型のラックスケールアーキテクチャとして公開されています。国内でもNTTグループは液冷対応データセンターの拡大を進め、2029年度下半期には東京都心で液冷を標準装備したAI対応データセンターのサービス開始を予定しています。
ここまでを見ると、「液冷市場が伸びるなら、何か売れないだろうか」と考える製造業や商社が増えるのは自然です。
ただし、ここには一つ落とし穴があります。
市場が伸びることと、自社がその市場で売上を作れることは同じではありません。
僕自身、マイクロソルダリング、電子部品製造会社での仕事、基板実装会社でのリワーク、自社商品開発などを経験し、現在はSMT関連の専門商社で技術営業やプロジェクトマネジメントに携わっています。製造業の営業という立場から市場を見ると、「何億ドル市場になるのか」だけを見ても、次の営業行動はほとんど決められません。
そこで今回、電子機器の放熱材料・冷却部品市場について、2027~2030年を想定し、TIM、ヒートシンク、グラファイト、ヒートパイプ、ベイパーチャンバー、コールドプレート、QD、CDU、冷却液、センサーなどを、市場から営業先までつなげて調査しました。
その調査を進める中で改めて感じたのは、放熱市場を見るなら、
熱源
↓
冷却方式
↓
必要になる部品・材料
↓
誰が仕様を決めるのか
↓
誰が認定するのか
↓
誰が発注するのか
という順番まで落とさなければ、製造業の営業には使いにくいということです。
今回は、なぜそう考えるのかを整理します。
放熱市場は「市場規模」だけ見ても営業につながらない
放熱材料やデータセンター冷却について検索すると、「2030年には何十億ドル市場になる」といった市場予測が多数出てきます。
市場の大きさを知ること自体には意味があります。経営会議で新規事業候補を比較したり、投資テーマの優先順位を決めたりする場合には、市場規模や成長率は重要な判断材料になります。
しかし、営業担当者がその数字を見ても、「明日どこへ電話すればいいのか」は分かりません。
ここが市場調査と営業調査の違いです。
例えば、同じ「電子機器の放熱」という市場でも、TIMとヒートシンクでは製品も顧客も違います。さらにヒートパイプ、ベイパーチャンバー、液冷用コールドプレート、QD、CDU、冷却液まで広げれば、関係するメーカー、加工技術、品質要求、商流はさらに変わります。
つまり、「放熱市場」という大きな一つの箱として見ると、実際の商売との距離が遠すぎるのです。
僕が今回の調査で重視したのも、単純な市場規模ではありません。
「どの熱源に対して、どの冷却方式が使われ、その冷却方式を構成するために何が必要なのか」というところまで分解しました。制作したレポートでは、市場、技術、製品、材料、メーカー、国内案件、営業先、新規参入、RFQまでつなげて整理しています。
製造業の営業で考えるなら、市場規模より一段下へ降りる必要があります。
例えば自社が金属加工会社なら、「液冷市場が伸びるか」よりも、「液冷で使われる金属部品の中で自社設備を使えるものは何か」を見る方が実務的です。
材料商社なら、「AIデータセンター市場」ではなく、「TIM、シール材、冷却液、絶縁放熱材料のどこに自社の仕入先を当てられるか」を考えます。
センサーメーカーなら、冷却設備全体を見るのではなく、温度、流量、圧力、漏液検知などの測定点に分解します。
ここまで細かくして初めて、市場調査が営業仮説に変わります。
AIサーバーの液冷は「将来技術」だけではなく実装段階へ入っている
液冷については、「そのうち普及する技術」と考えるより、すでに実装が進み始めている技術として見た方がよいでしょう。
NVIDIAはGB200 NVL72を液冷のラックスケール設計として提供し、GB300 NVL72も完全液冷型としています。国内でもNTTグループはAI向けGPUの高性能化に伴ってラック当たりの必要電力が増加し、空冷から液冷への対応が急速に求められていると説明しています。
さらに、NTTデータとダイキン工業は2026年6月、空調・熱源・液体冷却設備を統合制御する次世代データセンター冷却の共同検証を発表し、2027年度の商用化を目指すとしています。
資源エネルギー庁も、AI活用に伴うデータセンターや半導体工場の新増設によって、日本の電力需要が今後増加すると見込んでいます。
ただし、ここで「液冷が伸びる」という結論だけで終わってしまうと、まだ営業には使えません。
液冷は一つの製品ではないからです。
例えばDirect-to-Chip型の冷却システムを考えても、コールドプレートだけで完成するわけではありません。
冷却液を循環させるポンプが必要になり、配管、ホース、チューブ、QD、マニフォールド、熱交換器、フィルター、ストレーナ、温度センサー、流量センサー、圧力センサー、漏液検知、シール材、冷却液、CDUなどが関係します。
さらに装置を制御する電源や制御基板、通信機器まで含めれば裾野はもっと広くなります。
このため、僕は液冷市場を「設備メーカーだけの市場」とは見ていません。
精密加工会社、金属メーカー、樹脂・ゴムメーカー、センサーメーカー、ポンプメーカー、フィルターメーカー、接続部品メーカー、商社などにも接点が生まれる可能性があります。
ここが一つ目の大きな見落としやすい点です。
AIデータセンター市場へ参入するというと、巨大なデータセンターやサーバーそのものを想像しがちですが、中小製造業が入りやすい場所は、むしろその下にある構成部品や加工工程かもしれません。
「熱源→冷却方式→部品」まで分解すると売れるものが見えてくる
放熱市場を営業に使うとき、僕なら最初から企業名を探しません。
まず、何が熱を発生させているのかを確認します。
AIサーバーであればGPUやCPU、EVであればインバータやOBC、DC-DCコンバータ、産業機器ならモーター、電源、パワーモジュールなどです。
熱源が変われば要求される冷却方法も変わります。
比較的発熱が小さければ自然空冷やヒートシンクで対応できる場合があります。一方、高熱流束になるとヒートパイプ、ベイパーチャンバー、液冷などを組み合わせる必要が出てきます。
さらに、熱源から冷却部までの間にはTIMが使われる場合があります。
ここで初めて具体的な営業対象が見えてきます。
| 領域 | 関係する製品・技術 | 営業時に確認したい項目 |
|---|---|---|
| TIM | 放熱シート、グリス、ギャップフィラー | 熱伝導、絶縁性、厚み、硬度、圧縮性、使用温度 |
| 空冷 | ヒートシンク、ファン | 熱抵抗、風量、騒音、サイズ、材質 |
| 熱輸送 | ヒートパイプ、ベイパーチャンバー | 熱輸送量、形状、厚み、実装スペース |
| 液冷 | コールドプレート | 流量、圧力損失、リーク、材料、腐食、清浄度 |
| 流体系 | QD、ホース、チューブ、マニフォールド | 圧力、流体適合性、漏れ、接続方法 |
| 制御 | 温度・流量・圧力・漏液センサー | 測定範囲、精度、通信、耐環境性 |
| 冷却設備 | CDU、ポンプ、熱交換器 | 冷却能力、冗長性、保守、接続仕様 |
この表で重要なのは、「液冷市場」という言葉が消えていることです。
代わりに具体的な製品名と要求仕様が出てきます。
営業で使えるのはこちらです。
例えば精密切削会社であれば、コールドプレートを見ると接点が出てきます。
コールドプレートは内部に冷却液を通す流路を持つため、材料、切削、流路加工、接合、洗浄、リーク試験、耐圧試験といった工程が関係します。
銅やアルミの加工技術を持っていれば、一見すると参入できそうに見えます。
ただし、「アルミを削れます」だけで採用されるとは限りません。
液体が流れる部品である以上、異物、腐食、圧力損失、流量、接合強度、材料互換性、リークなど、一般的な機械加工品とは違う確認項目が増えるからです。
ここが二つ目の重要な点です。
市場調査で「自社設備なら作れそう」と判断した後に、「その市場で要求される品質まで対応できるか」を確認しなければ、本当の参入可能性は分かりません。
データセンター運営会社だけを営業先にしてはいけない
放熱・液冷市場を調べる中で、特に営業面で注意したいのが商流です。
例えば「AIデータセンター向けコールドプレートを売りたい」と考えたとします。
すると最初にデータセンター運営会社を調べたくなります。
しかし、データセンター運営会社がコールドプレートの材質、流路構造、QDの仕様、シール材まで直接決めているとは限りません。
実際には、
GPU・CPUメーカー
↓
サーバーOEM・ODM
↓
ラック統合企業
↓
液冷システム・CDUメーカー
↓
設備会社
↓
データセンター運営会社
と複数の企業が関係する可能性があります。
もちろん、実際の商流は案件ごとに違います。ここで特定企業の発注構造を一律に断定することはできません。
重要なのは、「誰が使うか」と「誰が仕様を決めるか」を分けることです。
僕は製造業の営業リストを見るときも、「何社載っているか」より、「自社商品がどの工程で使われるか」を先に見ています。会社が合っていても、担当部署や仕様決定の位置が違えば話が進まないからです。
放熱市場でも同じです。
確認したいのは、
誰が使うのか。
誰が設計するのか。
誰が仕様を決めるのか。
誰が評価・認定するのか。
誰が購入するのか。
という違いです。
例えばTIMなら、最終的な使用企業だけを探すより、熱設計や製品設計を行っている企業・部署へ入らなければ採用検討そのものが始まらない場合があります。
コールドプレートなら、加工会社から最終データセンターへ直接売るより、冷却システムやサーバー設計に近い企業へ入る方が自然な案件もあるでしょう。
センサーならさらに商流が違う可能性があります。
つまり、「AIデータセンター関連企業リスト」を作るだけでは足りません。
自社商品ごとに仕様決定の場所を探す必要があります。
これが三つ目の、検索上位の市場解説だけでは見えにくい部分だと考えています。
材料メーカー、加工会社、商社では参入方法が違う
もう一つ注意したいのは、同じ市場を見ても会社によって見るべき情報が違うことです。
金属加工会社の場合
精密切削、アルミ加工、銅加工、ろう付け、FSW、溶接、洗浄、リーク試験などを行っている会社なら、液冷用部品との接点を探せます。
ただし、「加工設備を持っているか」だけでは判断できません。
熱性能だけでなく、流路、圧力、腐食、洗浄度、リーク、材料互換性などまで含め、既存設備と品質管理で対応可能かを見る必要があります。
つまり営業先探しの前に、自社工程の棚卸しが必要です。
材料メーカーの場合
材料メーカーの場合は、「何に使われるか」がより重要です。
TIMなら熱伝導率だけではなく、絶縁性、厚み、硬度、粘度、圧縮性、接触熱抵抗、使用温度、耐久性、加工性など複数の条件があります。
冷却液やシール材なら、使用される金属や樹脂との長期的な材料互換性も考えなければなりません。
単純に「高熱伝導だから優れている」という比較だけでは営業資料として不十分です。
顧客が何を優先しているかまで聞く必要があります。
商社の場合
僕が特に可能性を感じるのは商社です。
商社は必ずしもCDUや大型冷却装置そのものを開発する必要はありません。
TIM、放熱グリス、ギャップフィラー、グラファイトシート、QD、ホース、センサー、フィルター、冷却液など、自社の既存仕入先や既存顧客と接続しやすい商品から検討できます。
特に既存顧客が電子部品、基板実装、電源、インバータ、UPS、半導体、産業機器を扱っているなら、「新規顧客をゼロから探す」以外の方法があります。
既存顧客へ、
「最近、熱対策で困っている案件はありませんか」
と聞くところから始められます。
これは単純ですが、製造業営業ではかなり重要だと思っています。
市場レポートを読んで100社の新規企業へ電話するより、自社がすでに入っている顧客の中に新しい用途がないか確認する方が早い場合があるからです。
国内案件は「発表された」だけでは営業案件ではない
AIデータセンター市場では、新設計画や設備投資のニュースが増えています。
しかし、ここでも注意が必要です。
「データセンターを建設する」という発表と、「冷却部品の発注先を探している」は別の話です。
例えば国内でも、NTTグループは2029年度下半期のサービス開始を予定する液冷標準AI対応型データセンターや、印西・白井エリアでの大規模データセンターキャンパス計画を公表しています。また、東京都大田区では液冷式コンテナ型データセンターを利用した取り組みも発表されています。
こうしたニュースは市場の方向性を把握するうえでは非常に有用です。
ただし、ニュースが出た時点で、自社の扱うQDやTIM、コールドプレート、センサーの発注先が決まっていないとは限りません。逆に、まだ仕様検討段階でチャンスが残っている場合もあります。
そのため今回の調査では、「計画」と「受注」を同じ扱いにしないことを意識しました。
案件を見る場合は、
計画
↓
設計
↓
実証
↓
構築
↓
設備導入
↓
稼働
といった段階を意識した方がよいと考えています。
さらに、その案件の中で自社製品がどの段階で決まるのかを考えます。
建物完成直前にTIMメーカーへ営業しても遅いかもしれません。
一方、保守用フィルターやセンサー、消耗材料であれば、稼働後にも需要が続く可能性があります。
つまり、営業タイミングは製品によって違います。
単純な「新設データセンター一覧」ではここまで分かりません。
これが、僕が国内案件を調べるときに「件数」より「案件の状態」を見たい理由です。
2027~2030年の放熱市場を調べるなら何を見るか
ここまで整理すると、放熱材料・冷却部品市場を営業目的で調査する場合、見るべき順番が見えてきます。
最初に「AIデータセンター市場が何兆円になるか」を調べる必要はないかもしれません。
僕ならまず、自社の技術や商品を棚卸しします。
例えば、
銅・アルミ加工ができる。
樹脂・ゴムを扱っている。
温度や圧力センサーを作っている。
ポンプやフィルターを扱っている。
電子材料を販売している。
放熱シートを扱っている。
という自社側の条件を整理します。
そこから、
どの熱源に使えるか。
どの冷却方式に入るか。
どんな仕様が必要か。
誰が設計するか。
誰が認定するか。
誰が発注するか。
どんな国内案件があるか。
という順番で掘っていきます。
僕は今回、この作業を一から行い、「電子機器の放熱材料・冷却部品市場2027-2030」としてPDF147ページとExcelデータに整理しました。
対象はTIM、ヒートシンク、グラファイト、ヒートパイプ、ベイパーチャンバー、AIサーバー液冷、EV・パワー半導体、AlN・BNなどの放熱材料に加え、国内外企業、国内案件、サプライチェーン、顧客、営業先、新規参入、企業別営業メモ、RFQ確認項目までです。
これは「必ず受注できる企業リスト」ではありません。
また、未公開の発注情報を集めた資料でもありません。
市場、企業、案件、商流を一から調べる時間を短縮し、「次にどこを調べ、誰に営業し、何を聞くか」を考えるための資料として作っています。
放熱・液冷市場へ新しく営業したい企業にとって重要なのは、巨大な市場予測の数字そのものではありません。
自社の技術や商品と市場の間に、具体的な一本の線を引けるかどうかです。
その線が引ければ、「AIデータセンターは伸びそうだ」というニュースが、ようやく営業活動へ変わります。
今回まとめた調査レポートはこちらです。

▶電子機器の放熱材料・冷却部品市場2027-2030|PDF147ページ+Excel
放熱材料市場は今後伸びますか?
電子機器の高性能化、高密度化、高出力化が続く限り、熱対策の重要性は高い状態が続くと考えられます。特にAIサーバーでは、NVIDIAが液冷のラックスケールシステムを製品化するなど、液冷対応がすでに実装段階へ進んでいます。
ただし、市場全体の成長と個々の製品需要は分けて考える必要があります。TIM、ヒートシンク、コールドプレート、QD、冷却液では市場構造が違うためです。
AIデータセンター向けでは何が売れますか?
コールドプレート、QD、ホース、マニフォールド、ポンプ、熱交換器、フィルター、センサー、シール材、冷却液、CDUなど、多数の部品・材料が関係します。
さらにTIMやグラファイトなど、半導体から冷却装置までの熱経路に使われる材料も対象になります。
液冷部品はデータセンター運営会社へ営業すればよいですか?
必ずしもそうではありません。
サーバーOEM・ODM、ラック統合企業、CDU・冷却装置メーカー、設備企業などが仕様決定や部品調達に関与する場合があります。自社商品の仕様を誰が決めているかを確認してから営業先を絞る方が効率的です。
金属加工会社でもAIデータセンター市場へ参入できますか?
可能性はあります。
例えばコールドプレートではアルミ・銅加工、流路加工、接合、洗浄、リーク試験、耐圧試験などが関係します。ただし加工能力だけでなく、異物、腐食、流量、圧力損失、材料互換性などの要求へ対応できるか確認する必要があります。
商社でも液冷市場へ参入できますか?
大型液冷装置そのものを製造しなくても、TIM、QD、ホース、センサー、フィルター、シール材、冷却液など、周辺部材を取り扱える可能性があります。
既存顧客に電子機器、電源、半導体、産業機器メーカーがある場合は、新規開拓だけでなく既存顧客への横展開も検討できます。
新しいデータセンター建設計画は営業案件と考えてよいですか?
建設計画の発表だけで営業案件とは判断できません。
計画、設計、実証、構築、稼働など現在の段階を確認し、自社商品がどの段階で仕様決定されるのかを見る必要があります。
PDF147ページのレポートには営業先も入っていますか?
市場、技術、製品、企業、国内案件、商流、営業先、新規参入、企業別営業メモ、RFQなどを収録しています。ただし担当者名やメールアドレスを並べたテレアポリストではなく、営業候補を考えるための調査資料です。
まとめ|放熱市場を見るなら「何兆円市場か」から一段下へ降りる
2027~2030年の放熱・冷却市場を営業や新規事業の視点から見るなら、「市場が伸びるか」という問いだけでは十分ではありません。
自社商品や技術がどの熱源に使われるのかを整理し、冷却方式、構成部品、必要仕様、仕様決定者、認定者、発注者まで順番に確認することが重要です。
特にAIサーバーの液冷は、一つの大型設備だけで成立している市場ではありません。
コールドプレート、QD、ホース、ポンプ、熱交換器、センサー、フィルター、シール材、冷却液、TIMなど、多数の部品・材料が組み合わさっています。
だからこそ、大手設備メーカーだけではなく、加工会社、材料メーカー、電子部品メーカー、商社にも接点が生まれます。
市場ニュースを読んで終わるのではなく、
自社は何を作れるか。
どこに使われるか。
誰が仕様を決めるか。
どの案件が今どの段階にあるか。
次の商談で何を聞くか。
ここまで落として初めて、市場情報が営業情報へ変わります。
その調査時間を短縮するためにまとめたのが「電子機器の放熱材料・冷却部品市場2027-2030」です。




















