

本日の半導体・電子部品市場に関する最新ニュースをお届けします。
年明け早々、各メーカーから生産最適化に向けた発表が相次いでいます。
特に基板実装に関わる部品の調達リスク管理にお役立てください。
目次
1. EOL(生産終了)最新情報
新年初月の動きとして、レガシープロセスで製造される汎用ロジックICおよびアナログICの整理が加速しています。
- 主要メーカーの動向: 欧米および日本の主要メーカー数社が、200mmウェハラインで製造されている古い世代のオペアンプ、レギュレータ、および小信号トランジスタの一部シリーズについて、今後12〜18ヶ月以内での最終オーダー(LTB)を検討する予備通知を出しています。
- 注意点: 特に車載向けではない、民生用・産業用の長寿命パッケージ(DIPなど)を採用している部品が対象になりやすい傾向にあります。設計変更が難しい基板については、早急に代替品の選定、または長期在庫の確保を推奨します。
2. 市場在庫の枯渇・リードタイム情報
- パワー半導体(SiC/GaN): 電気自動車(EV)およびデータセンター向けAIサーバーの需要が依然として強く、高耐圧のパワーモジュールは特定のメーカーでリードタイムが再び長期化する兆しを見せています。
- 積層セラミックコンデンサ(MLCC): 高容量・小型品(0402サイズ以下)については供給が安定していますが、産業機器向けの大型・高耐圧品の一部で、特定メーカーの生産ライン調整による一時的な品薄が報告されています。
3. 価格高騰トレンド
- 原材料コストの影響: 銅やアルミ、および一部の稀少金属の国際価格上昇を受け、コネクタや放熱部品、インダクタなどの受動部品メーカー数社が、2026年第1四半期(1-3月)出荷分からの5〜8%程度の価格改定を通知しています。
- 物流コスト: 中東情勢やエネルギー価格の変動に伴う輸送費の上昇分が、製品価格に転嫁されるケースが増えています。バルク買いによるコスト抑止策の検討が必要です。
4. まとめ
今週は特に、「アナログ・ディスクリート部品の代替品調査」に注力することをお勧めします。
メジャーメーカーからの正式なEOL通知が出る前の「先行情報」をキャッチした段階で、ピン互換のある他社製品や、より新しいプロセスで製造される後継品への置き換えをシミュレーションしておくことが、将来のライン停止を防ぐ鍵となります。





