【2026年1月12日】半導体・電子部品市場動向:週明けの重要供給アラートとEOLまとめ




ザ・サプライヤー

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今週は、産業機器で標準的に使われてきたアナログICの供給終了(EOL)に関する具体的な通知と、受動部品の価格改定の動きが目立っています。週明けの在庫確認にお役立てください。

1. EOL(生産終了)および製品変更通知 (PCN)

大手メーカー各社が、2026年度の生産ポートフォリオ最適化に向けて、レガシー製品の整理を加速させています。

  • Texas Instruments (TI):
    • 対象: TPS54kシリーズ(SWIFT™電源IC) の一部旧製品。
    • 状況: 効率性の高い新世代プロセスへの移行に伴い、一部の旧型番について2026年末を最終出荷とするEOLプロセスが開始されています。
    • 品番例: TPS54310 など、長年採用されてきたモデル。後継の TPS543x-Q1 等への設計変更が推奨されています。
  • Analog Devices (ADI):
    • 対象: LTシリーズ(旧Linear Technology) の一部リニアレギュレータおよび電圧リファレンス。
    • 状況: 6インチウェハラインの閉鎖に伴う製造拠点移管の影響で、特定の古いパッケージ(TO-92, SOT-223の一部)がEOL対象にリストアップされています。
  • 東芝デバイス&ストレージ:
    • 対象: 汎用小信号トランジスタおよびダイオードの一部。
    • 対策: 2026年第3四半期までの最終オーダー(LTB)が設定されています。特にリード付きパッケージ(TO-92等)の縮小が顕著です。

2. 市場在庫の枯渇・リードタイム情報

  • パワー半導体 (Infineon / STMicroelectronics):
    • 状況: 1200V耐圧のSiC MOSFET およびゲートドライバIC。
    • 理由: 北米・欧州の電力インフラおよび急速充電器向け需要が極めて強く、流通在庫が払底。新規発注のリードタイムは40週〜52週(約1年)に達しているケースがあります。
  • マイコン (Microchip / NXP):
    • 状況: 産業用 PIC18Fシリーズ および S12 MagniV シリーズの一部。
    • 状況: 特定の組み込み用途で需要が根強く、二次流通市場(独立系商社)での価格が定価の3〜5倍で推移しています。

3. 価格高騰トレンド

  • 積層セラミックコンデンサ (村田製作所 / TDK):
    • 動向: 2026年第1四半期の契約更新において、100V以上の高耐圧・大容量MLCCについて、原材料(ニッケル等)および製造エネルギーコストの上昇を理由とした「一桁台後半(7〜9%)」の価格引き上げ交渉が本格化しています。
  • コネクタ (TE Connectivity):
    • 動向: 車載および産業用ハウジング・端子において、銅合金およびエンジニアリングプラスチックのコスト上昇分が段階的に価格転嫁されています。

4. 今日のまとめと推奨アクション

本日の最優先アクションは、「TI製電源IC(TPS54kシリーズ)の採用状況確認」です。

  • アクション: 既存設計でこれらの電源ICを使用している場合、メーカー推奨の後継品がピン互換(Pin-to-Pin)であるか、または周辺のインダクタ・コンデンサの定数変更が必要な「機能互換」であるかを確認してください。

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